...予の同棲せる女友だちは如何?答 彼女は書肆ラツク君の夫人となれり...
芥川龍之介 「河童」
...それを絶版にすることを快諾された前記の二書肆に對して謝意を表しなければならない...
阿部次郎 「合本三太郎の日記 序」
...元来が不羈放肆(ふきほうし)な...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...一書肆の災を以て歴史上の大事件に比するは倫を失したもので聊か滑稽に類するかも知れないが...
内田魯庵 「灰燼十万巻」
...」大阪生れの書肆(ほんや)は怪体(けつたい)な眼つきをして...
薄田泣菫 「茶話」
...上梓に際し、出版書肆からは、わざわざ当局の注意事項が伝達された...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...これも大阪の或る書肆の蔵の奥にあったという事で...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...茶肆ノ婢女冶装妖飾...
永井荷風 「上野」
...この書肆の資金を以て文芸その他諸雑誌の発行に着手せんかこれまで独天下(ひとりてんか)の春陽堂博文館ともどもに顔色(がんしょく)なからんとわれ人(ひと)共に第一号の発刊を待ちかねたり...
永井荷風 「書かでもの記」
...彼は西洋の小説を読むたびに、そのうちに出(で)て来(く)る男女の情話が、あまりに露骨(ろこつ)で、あまりに放肆で、且つあまりに直線的に濃厚なのを平生から怪(あやし)んでゐた...
夏目漱石 「それから」
...もし押切つて発売に至る迄の手続をしやうものなら、必ず発売禁止になるものと解釈して、書肆は引下つた...
夏目漱石 「『煤煙』の序」
...寛大なウィリアム・ウィルスン――オックスフォードでもいちばん高潔でいちばん気前のいいあの自費生――彼の乱行は青年の放肆(ほうし)な空想のさせる乱行にすぎず――彼の過失はまねのできぬ気まぐれにすぎず――彼のいちばん暗い悪徳も無頓着(むとんじゃく)な血気にまかせてする放蕩にすぎない(と彼の取巻き連の言う)あのウィリアム・ウィルスン――がそういうようなことをしようと疑うよりは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...たまたまその肆に坐し...
南方熊楠 「失うた帳面を記憶力で書き復した人」
...頃書肆英平吉携来一本...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...まだ書肆(しょし)の手にわたしはせぬが...
森鴎外 「寒山拾得縁起」
...書肆(しょし)博文館のためにする著作翻訳で...
森鴎外 「渋江抽斎」
...なにしろ書肆の番頭が付きっきりだからかなわない...
山本周五郎 「新潮記」
...例の『みみずのたわこと』を出版した書肆の主人が二年余り日参してようやく願いが叶(かな)いましたとは...
山本笑月 「明治世相百話」
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