...艇の構造をそれに対して十分に耐える設計にしておけば心配ないわけでしょう」と...
海野十三 「海底都市」
...それはまだ耐えることが出来るであろう...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...そうして頻繁(ひんぱん)な地震や台風の襲来に耐えるために平家造りか...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...また火山灰を原料に用うればよほどよく海水に耐えるという事である...
寺田寅彦 「話の種」
...時事解説の聞くに耐える唯一の理由なのだ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...重さを深く耐える...
中井正一 「美学入門」
...この発明は艱苦(かんく)欠乏に耐えるという精神主義には悖(もと)るが...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...よく耐える人を強者という...
新渡戸稲造 「自警録」
...心の痛苦に耐えるといったふうに...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...この試験に耐えるであろうから...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...眼をひたとむけて答えるに耐える現実がないことが感得されてきたからであろうと思う...
宮本百合子 「歌声よ、おこれ」
...すべてのものにつながっていて考えればみな締めくくりがつかなくなる」「それらの責苦に私は耐えることが出来そうもない」ほどに感じられるそれを自己の感性の鋭さと意識されている観念である...
宮本百合子 「観念性と抒情性」
...人間が非人間な非合理な生活の条件に耐える力は実に根づよいが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それで耐える...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...少くとも歩行に耐えるものでなければならないと思っているものだから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...とうてい耐えることのできないものである...
山本周五郎 「竹柏記」
...それに耐える最後の死守のほうがすぐ骨身へのしかかッてくる思いだった...
吉川英治 「私本太平記」
...ただ重げな花のすこし風を耐えるに似ていた...
吉川英治 「新書太閤記」
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