...「老大家さん」はこの町で一番昔から住んでいる方です...
...老大家さんから不動産を買った...
...老大家に愛される一家に憧れる...
...老大家の家には古風な家具が並び、雰囲気がある...
...引っ越しをするとき、老大家さんからアドバイスをもらった...
...かの傳奇の老大家は歴史の上に燦爛たる紫雲を曳き...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...ずっと年を老(と)った狩野永悳(かのうえいとく)先生という老大家...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...或(あ)る老大家が亡(な)くなって...
太宰治 「グッド・バイ」
...老大家のような落ち付きを真似して...
太宰治 「作家の像」
...一群の「老大家」というものがある...
太宰治 「如是我聞」
...その「老大家」は...
太宰治 「如是我聞」
...或いは気焔(きえん)としか感ぜられない「老大家」だったなら...
太宰治 「如是我聞」
...何とそれが老大家なの...
徳田秋声 「仮装人物」
...客間の他の隅(すみ)にいる老大家のうちにちょうど現われていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その老大家は、煉脂(ねりあぶら)を塗りたて、金持ちで高名で、あらゆる学芸院の会員であり、最高位に上りつめていて、もはや何も恐るべきものも仮借(かしゃく)すべきものもないらしく見えながら、あらゆる人の前に平伏し、世論や権力や新聞雑誌の前にびくびくし、もう自分の考えもあえて口に出さず、そのうえもはや考えることもなく、もはや生存することもなく、自分自身の残骸(ざんがい)をになってる驢馬(ろば)となって公衆の前に身をさらしていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この老大家が鉛筆と紙を出してくれたのに...
野村胡堂 「楽聖物語」
...シューベルトはこの瀕死の老大家をながめて...
野村胡堂 「楽聖物語」
...俗調を抜き去つた老大家でなくては考へも及ばない境地である...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...枝太郎あたりが老大家で...
正岡容 「わが寄席青春録」
...他の老大家などが云つたのなら...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...千駄木の老大家が...
正宗白鳥 「昔の西片町の人」
...或文壇の老大家が曾て人に語つて「俺は女の書いた物は何でも面白い...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...この老大家は道徳的見地でだけ批判して居られるのですから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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