...その翌々年に来ると...
犬養健 「亜剌比亜人エルアフイ」
...翌々年の七月には...
太宰治 「右大臣実朝」
...オリムピックの翌々年の春でした...
田中英光 「オリンポスの果実」
...則重の許へ輿入(こしい)れをしたのは城攻めの翌々年にあたる天文二十年...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...ゴルドン伝を書いた翌々年「寄生木(やどりぎ)」の主人公から突然「寄生木」著作の事を委托(いたく)された...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...これを翌々年初めて「グレイト・ウェスタン・レイルウェー」〔汽車〕に用いたれども...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...「日露修好條約」の成立した翌々年安政二年春まで...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...妻を失つた翌々年自分も到頭夭死をしたが...
内藤湖南 「藏書家の話」
...その翌々年―一八三〇年には...
野村胡堂 「楽聖物語」
...翌々年すなわち長享三年の三月...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...第一番にこの弾劾投票の犠牲となったのはヒッパルコス(Hipparchos)であるが、この法の立案者クレイステネス自身も、制定の翌々年、ペルシアと款(かん)を通じたとの嫌疑の下に、かの商鞅と運命を同じくせざるを得なかったのである...
穂積陳重 「法窓夜話」
...翌々年、一九一六年の五月まで、二年間開かずの家である...
牧逸馬 「生きている戦死者」
...その翌々年の春あたり...
正岡容 「わが寄席青春録」
...今では不幸のあった翌々年の盆まで...
柳田国男 「雪国の春」
...江戸へ戻ったのは翌々年の三月であった...
山本周五郎 「桑の木物語」
...翌々年の秋の末、新五兵衛がとつぜん病歿(びょうぼつ)した...
山本周五郎 「日本婦道記」
...あれはもう桶狭間(おけはざま)の御合戦の翌々年...
吉川英治 「新書太閤記」
...その翌々年にはモラーレスと共に真珠諸島を攻略して...
和辻哲郎 「鎖国」
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