...自分の息子が辯護士の若手として羽振りがいいのを自慢した後...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...一方は少壮弁護士として羽振りのよい松波男爵の御嫡男達也様...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「美人鷹匠」
...もっと羽振りがいいでしょう」自分のコップにウィスキーをついだ...
高見順 「いやな感じ」
...むかしはなかなか羽振りのよかった人であるが...
太宰治 「新釈諸国噺」
...えらい羽振りがようて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...羽振りがよくっても...
谷崎潤一郎 「幇間」
...養父昌左衞門はまだ「大通詞兼通詞目付」として羽振りをきかせてゐた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...羽振りのいい紳士であり...
豊島与志雄 「無法者」
...彼は自分が羽振りをきかせ得る所へでなければどこへも出入りしなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...村一番のあんちゃんの羽振りをきかしていた...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...少し羽振りのいい...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...黒田長官さんの呼吸(いき)のかかったという羽振りのよい堀大主典の口添えによって有利にとらえようとする――そういう場合の...
本庄陸男 「石狩川」
...相当の羽振りを利かせてゐた...
牧野信一 「沼辺より」
...今では下士卒の中にさへも多くの貴族が現れて羽振りをきかせました...
牧野信一 「船の中の鼠」
...落るゝ水の勢ひも止めんばかりの羽振りを表象化(シンボライズ)した概で...
牧野信一 「武者窓日記」
...あの頃羽振りのよかつたプロレタリア論客の論文を盛んに取り入れ出したのを見てゐた私は...
正宗白鳥 「編集者今昔」
...その羽振りのよさは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いやもうえらい羽振りなのだった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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