例文・使い方一覧でみる「繋」の意味

...若しくは現わるべかりしものに対して愛着を繋ぐ... 若しくは現わるべかりしものに対して愛着を繋ぐの読み方
有島武郎「惜みなく愛は奪う」

...各部分は真鍮の繋ぎで結びつけられてある... 各部分は真鍮の繋ぎで結びつけられてあるの読み方
エドワード・シルヴェスター・モース　Edward Sylvester Morse 石川欣一訳「日本その日その日」

...トーキー部との機械的連繋... トーキー部との機械的連繋の読み方
伊丹万作「カメラに関する覚え書」

...繋（つな）いであった新宇宙艇の尾部（びぶ）から... 繋いであった新宇宙艇の尾部からの読み方
海野十三「月世界探険記」

...何でもその辺のものに繋がれた牛は... 何でもその辺のものに繋がれた牛はの読み方
チャールズ・ディッケンズ佐々木直次郎訳「二都物語」

...渚には乗り捨てられた小舟が淋しく繋がれていた... 渚には乗り捨てられた小舟が淋しく繋がれていたの読み方
豊島与志雄「湖水と彼等」

...その繋辞を歴史の中にゆだねて製作されていることは... その繋辞を歴史の中にゆだねて製作されていることはの読み方
中井正一「現代美学の危機と映画理論」

...我々はみんな鉄鎖に繋（つな）がれた死刑囚だ... 我々はみんな鉄鎖に繋がれた死刑囚だの読み方
中島敦「悟浄出世」

...これを己（おの）が髪（かみ）の毛をもって繋（つな）いだ... これを己が髪の毛をもって繋いだの読み方
中島敦「名人伝」

...花子は三吉の心を繋ぎとめたいばかりに... 花子は三吉の心を繋ぎとめたいばかりにの読み方
中村地平「悪夢」

...静かに繋（つな）げて行く... 静かに繋げて行くの読み方
夏目漱石「虞美人草」

...ゼッテルベルグの別莊の物凄い殺戮は何等かの祕密な筋道で百萬長者フオン・シイドウ男爵へ繋がつてゐたのだ...
南部修太郎「死の接吻」

...その偉大なる馬車に繋いだ... その偉大なる馬車に繋いだの読み方
ニコライ・ゴーゴリ　Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳「ディカーニカ近郷夜話　後篇」

...彼等は繋みの底を潜（くゞ）つてバラ／＼と逃げ出した... 彼等は繋みの底を潜つてバラ／＼と逃げ出したの読み方
牧野信一「肉桂樹」

...けれど船中のあらゆる索を繋ぎ合はせても海の底へはとゞかなかつた...
ピエル・ロチ　Pierre Loti 吉江喬松訳「氷島の漁夫」

...それを再び檻に入れ或いは鎖に繋ぎ... それを再び檻に入れ或いは鎖に繋ぎの読み方
吉川英治「三国志」

...「……いけないのか」解きかけた繋綱（もやい）を放して... 「……いけないのか」解きかけた繋綱を放しての読み方
吉川英治「宮本武蔵」

...三厩（うまや）に駒を繋いで... 三厩に駒を繋いでの読み方
吉川英治「宮本武蔵」

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