...縷々末端行政の腐敗から政府の責任に及び「結局政治の罪である...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...縷々と村民の窮乏のさまを語って...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...また縷々と細民の生活を語りだした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そして縷々(るる)として霊の恋愛...
田山花袋 「蒲団」
...それと共に縷々(るる)として糸を引くような...
中里介山 「大菩薩峠」
...關西辯で縷々として不平を陳べるのである...
中島敦 「かめれおん日記」
...珍しくも女※氏は縷々(るる)として悟浄に教えを垂れた...
中島敦 「悟浄出世」
...一昨日(おととい)教師を番町に訪うて身の振方を依頼して来た趣を縷々(るる)咄(はな)し出したが...
二葉亭四迷 「浮雲」
...救ひを求める凄惨な声が益々高く低く縷々として私の耳朶に絡まりついて来る空怖ろしさに堪へられなくなつて...
牧野信一 「鬼の門」
...縷々と説き来つて...
牧野信一 「酒盗人」
...我また英雄を夢見るの記を縷々と叙したEとか...
牧野信一 「貧しき日録」
...なお縷々(るる)その間(かん)の経緯(いきさつ)やら自己の意見をも併せのべた...
吉川英治 「三国志」
...縷々(るる)と述べた...
吉川英治 「三国志」
...額(ひたい)を伏して縷々(るる)といった...
吉川英治 「新書太閤記」
...もとよりそれはさいごの言で、それをいうまでには、「先頃から両軍のあいだに、和睦(わぼく)の内談がすすめられ、愚衲(ぐのう)がその折衝(せっしょう)に当って、数次、羽柴方と会見しておりましたが」と、そのいきさつを語り、またこの城の守将の一命を助けん、助け難し、とする両軍の面目問題が暗礁(あんしょう)となって、ついに行き悩んでしまった実情をも、事こまかに話した末、「ここは其許(そこもと)のお心一つで、毛利家の安泰も確約され、ふたつには、多くの城兵や無辜(むこ)の民も、つつがなく助け出されることになるのでな……」と、縷々(るる)、真心と熱弁をかけて、彼にそれを説いたものであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...縷々(るる)として...
吉川英治 「親鸞」
...浄土の行(ぎょう)のほかに何らの他意のないことも縷々(るる)として述べている...
吉川英治 「親鸞」
...文八は縷々(るる)いいわけをいいはじめたが...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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