...高い蒼空に縷々(るる)と昇っていた...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...縷々(るる)と陳述(ちんじゅつ)した...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...また縷々と細民の生活を語りだした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...縷々(るる)としてつきなかつた...
武田麟太郎 「釜ヶ崎」
...鬼に就いて縷々千萬言を開陳できるのでもあらうが...
太宰治 「お伽草紙」
...れいの該博(がいはく)の知識の十分の七くらいを縷々(るる)と私に陳述して...
太宰治 「佳日」
...そんな折には父の両頬に涙が縷々(るゝ)と糸を引いていた...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...処女にして文学者たるの危険などを縷々(るる)として説いて...
田山花袋 「蒲団」
...そして縷々(るる)として霊の恋愛...
田山花袋 「蒲団」
...ドウぞ知らして呉(く)れぬかと云うことを縷々(こまごま)と書(かい)て来ました...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...縷々として絶間なく夜をこめて...
牧野信一 「真夏の夜の夢」
...まことに思出は縷々として限りがない...
三好達治 「間花集」
...縷々(るる)述べた...
吉川英治 「上杉謙信」
...二縷々(るる)とのぼる香のけむりの中に于吉(うきつ)のすがたが見えたのである...
吉川英治 「三国志」
...彼の大それた逆心がこの日から胸に醸(かも)されたものだということができる)とも縷々詳説(るるしょうせつ)している...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして縷々(るる)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...縷々(るる)と紫いろの線を描く...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...彼が縷々(るる)として話しだす事々には微塵(みじん)の飾り気も偽りもなかった...
吉川英治 「親鸞」
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