...箸(はし)をおつけになるように皆様におっしゃってくださいまし」叔父があわてて口の締まりをして仏頂面(ぶっちょうづら)に立ち返って...
有島武郎 「或る女」
...戸締まりをして出かけていい...
有島武郎 「或る女」
...その筋の取り締まりも...
井上円了 「おばけの正体」
...戸締まりを厳重にするようにと言って...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...万事が大阪時代から見ると締まり屋になった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼女は義兄が東京へ移住して以来一層締まり屋になったと云う噂(うわさ)を聞くにつけても...
谷崎潤一郎 「細雪」
...近頃締まり屋になったと云っても...
谷崎潤一郎 「細雪」
...締まりのしてある玄関の扉を合鍵(あいかぎ)で開け...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...半時間の後には家はすっかり戸締まりができた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...堅く締まりをし閂(かんぬき)をさし横木を入れておかなければならない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...道路取り締まり違反の調書がのってる記録を開いて何か書き入れながら...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼は犯罪と取り締まりと両方に属する男だったのであろうか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...平生から締まりのないうえに...
夏目漱石 「三四郎」
...ちっとも締まりがない...
夏目漱石 「三四郎」
...検死官の取り締まりは痛々しく厳しい...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...次の化粧の間の襖から湯殿への板戸が締まり...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...例の締まりの悪い襟元から毛ぶかい猪首を伸ばして云うのだった...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
...戸締まりして帰るのが役だった...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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