...クリストはこの第三の答の中に我々自身の中に絶えることのない...
芥川龍之介 「西方の人」
...やがて絶えるのだらう...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...話し声がふと跡絶えると...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...それから後も決して絶える事なく藤野先生みずからの手で黙々と励行せられていたようであったが...
太宰治 「惜別」
...ただ私の父の血が絶えるということが私自身にはどうでもいいことであるにしても...
徳田秋声 「蒼白い月」
...」消息が絶えると...
徳田秋声 「爛」
...やがてそれも絶えると...
中原中也 「亡弟」
...そこで別れました」お夏の声はともすれば恐怖に絶えるのでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...彼は目がくらみ呼吸が絶えるであろう...
本庄陸男 「石狩川」
...止絶える合間が時折二三十秒位保たれた...
牧野信一 「眠い一日」
...あんなに美事な言葉も絶えるものを我々の母や姉や妹や世界の女と名のつく人びとが...
室生犀星 「帆の世界」
...頭の奥には苦痛の絶える隙(ひま)がない...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...慷慨悲憤(こうがいひふん)の議論の絶えるときがなかった...
山本周五郎 「新潮記」
...武家のならいで跡継ぎがなければ家名が絶えるから...
山本周五郎 「日本婦道記」
...それから子供の生れてゐる間はとても苦痛が絶えるものではないと思はれた...
横光利一 「悲しみの代價」
...鳥見組頭の家が絶えるのと云っても...
吉川英治 「御鷹」
...雷鳴(かみなり)の多い季節まで絶えることはなく...
吉川英治 「宮本武蔵」
...戦争の絶える時がない...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??