...それ相應に氣苦勞の絶えることがない...
石川啄木 「鳥影」
...女と折り重なって息絶えるであろう...
江戸川乱歩 「「悪霊物語」自作解説」
...お客が絶えること無く...
太宰治 「ヴィヨンの妻」
...急に高笑いを響かせて絶えると...
チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「女房ども」
...こゝ少くも百年ぐらゐは脈の絶えるやうなことはない...
徳田秋聲 「籠の小鳥」
...それが(御重体)と、いうのであったから、左源太の頭の中には、死に悩み、死と闘う哲丸の苦しい、歪んだ顔が現れると共に(斉彬公のお世嗣(よつぎ)が、絶える)と、いう絶望的な考えが、狂乱的な、苛立たしさと一緒になって、回転していた...
直木三十五 「南国太平記」
...以後、作歌は途絶える...
長塚節 「長塚節句集」
...菩提樹の明るい枝に病弱な鹿笛の音は息絶える...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...息の絶えるまで放さなかつた...
エドガア・アルラン・ポオ Edgar Allan Poe 森林太郎訳 「病院横町の殺人犯」
...そのうちに話がちょっと途絶えると...
堀辰雄 「菜穂子」
...内に流れた親子の血が人為的のことで絶えるものでないから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...間の途絶えるであろうことを今からお言いになるのは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...息も絶えるやうな蒼白い惱みにがたがた震ひ上つてゐたが...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...息は絶える,娘はべッたりそこへ坐ッて...
矢崎嵯峨の舎 「初恋」
...吉原界隈に灯の絶える深夜はない...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...すべてを沼津から取つてゐる御馳走も杜絶えるといふ始末で...
若山牧水 「樹木とその葉」
...戦争の絶える時がない...
和辻哲郎 「鎖国」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??