...寶兒は絶えず藻掻いているので...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...薫さんのところには絶えず女客がありました...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「恐怖の幻兵団員」
...絶えず彼女の眼をかすめ過ぎるせいか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「大ヴォローヂャと小ヴォローヂャ」
...絶えずも鞭を振り上げて進むる双馬速に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...碁盤の上の勝負には絶えず変化があった...
豊島与志雄 「微笑」
...地上において絶えず見続けてきた後...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...自分は絶えず微笑を禁じえなかった...
夏目漱石 「手紙」
...絶えず眼前に展開し...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...事實は存在に對し絶えずその連續性を破らうとする...
三木清 「歴史哲學」
...少し日たったものを新乳のものと取り替うる事絶えず...
南方熊楠 「十二支考」
...返魂(はんごん)招仙に名香を焼(た)く記事を絶えず...
南方熊楠 「十二支考」
...外をながめて物思いを絶えずするのが源氏であって...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...底になお絶えず流れていた力だと思う...
柳田国男 「海上の道」
...絶えず病気や思わぬ災難に怯(おび)えながら...
山本周五郎 「はたし状」
...絶えずそうおのれを抑えながら...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...絶えず唸りながら花から花へと馳けめぐつてゐる蜂の群が...
横光利一 「榛名」
...絶えず露出している尾っ端には気附かぬ屈託のない...
横光利一 「旅愁」
...夫人は絶えず「左へ駆(か)れ...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
便利!手書き漢字入力検索