...絵草紙を作るのが趣味です...
...祖母が絵草紙を集めています...
...絵草紙を書くのは難しいですね...
...絵草紙で遊びながら日本の歴史を学ぶことができます...
...絵草紙展示会を開催しています...
...しかし北清(ほくしん)事変の時には大平(だいへい)といふ広小路(ひろこうぢ)(両国)の絵草紙(ゑざうし)屋へ行(ゆ)き...
芥川龍之介 「本所両国」
...それで同じ町内に吉野屋勘兵衛――通称よしかんという絵草紙屋がありましたので...
上村松園 「あのころ」
...そこの町内に絵草紙店があって...
上村松園 「あのころ」
...両側は玩具屋(おもちゃや)が七分通り(浅草人形といって、土でひねって彩色したもの、これは名物であった)、絵草紙、小間物(こまもの)、はじけ豆、紅梅焼、雷おこし(これは雷門下にあった)など、仁王門下には五家宝(ごかぼう)という菓子、雷門前の大道には「飛んだりはねたり」のおもちゃを売っていた...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...窓より夏の日がさせば国貞(くにさだ)ゑがく絵草紙(ゑざうし)の「偐紫(にせむらさき)」の桐(きり)の花(はな)光(ひかる)の君(きみ)の袖(そで)にちる...
竹久夢二 「どんたく」
...何トカ云ウ有名ナ絵草紙屋ノ店頭ニ助六ト意休ト揚巻ノ三枚続キノ錦絵ガ掲ゲテアッタノヲ今モ忘レナイ...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...絵草紙をかふとくるくると巻いてまんなかに帯をしてくれるのをそうつと手にもつてときどき筒のなかをのぞきながら帰つてくる...
中勘助 「銀の匙」
...年ごとに売出す合巻(ごうかん)の絵草紙の数も重(かさな)って天保(てんぽう)の今日に至るまで早くも十幾年という月日を閲(けみ)した...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...こんな阿呆らしいやうな絵草紙一枚だつて見かけよりや骨を折つとるんだ...
長與善郎 「青銅の基督」
...絵草紙や講談師の筆記にある木村長門守(きむらながとのかみ)が茶坊主のために辱(はずかしめ)を受けたとき...
新渡戸稲造 「自警録」
...差し覗くと、月明りのせいもあったでしょう、真っ蒼な顔、「どうしたんだお豊」「私にも解らない」「尤(もっと)もだよ、江戸で十本の指に折られた大分限が、御改革のお蔭で半歳経たぬうちに身上を仕舞(しま)い、父親は入牢、姉さんは自害、たった一人の母親にまで死に別れたんだもの――」「…………」「だがなお豊、不運はお前ばかりじゃない、絵草紙、錦絵は御法度(ごはっと)、彫職の俺などは上ったりだ、元の植木屋に返ったところで、ろくな仕事があるわけは無し、明日から何をして行けば宜(い)いか、見当も付かない始末よ、親の代からの借金は山程あるし、――俺はもう死んでしまい度い」彫物師の要次郎(ようじろう)はお豊に劣らず気が挫(くじ)けて居りました...
野村胡堂 「礫心中」
...似顔絵のうまい絵師のが絵草紙屋(えぞうしや)の店前にさがると...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...絵草紙屋や芝居のなかで売る...
林不忘 「あの顔」
...狭い絵草紙星の店で...
林不忘 「あの顔」
...彼が絵草紙で覚えのある桜井の駅の楠公の腕の如く...
牧野信一 「父の百ヶ日前後」
...師匠の描いた絵草紙の下図へ絵の具を施すくらいのことはできるようになってきた...
正岡容 「小説 圓朝」
...そこから何軒目かに絵草紙屋があった...
柳田国男 「故郷七十年」
...役者、蔭間(かげま)、力士、その他の芸人、占者(うらない)、祈祷師、絵草紙、薬種、化粧品の行商人等の中にこの種の商売人が居たのであるが、今ではずっとこの範囲が広まっている...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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