...ちょっとした結び文(ぶみ)を手にして引き返して来た...
徳田秋声 「仮装人物」
...半紙半枚ほどの小さく畳んだ結び文...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...これなら結び文は完全に平次の手には入りますが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...大店(おほだな)の嫁と言つた若い美しい女から――平次親分さんへ渡すやうにと結び文を頼まれたことを話しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...結び文などは影も形もありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...小さい結び文を封も切らずに手箱の中から出して持つて來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その間に平次は血に染んだ結び文を...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...半紙一枚に書いた結び文が一通...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...半紙一枚に書いた結び文が一通...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「結び文は隨分下手な手蹟だが――いづれ文字などには馴れない者の仕業であらうな」と差覗く石津右門...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あんな底を割つた結び文などを投(はふ)り込む筈はない」「――」「隱密なら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「最初は矢文は飛んで来たそうですよ、何処からともなく白羽の箭(や)が一と筋、真夜中に濠を越え、塀を越え、庭を突っ切って、二階の主人の奥部屋の戸袋へ、ザブリと突っ立って居ました、――それはもう半年も前のことだった様です」「手紙でもついていたのか」「白紙の手紙が、結び文になって、矢尻に結んでありました、――何んにも書いて居ないのが、妙に淋しかったと、主人の峰右衛門は言います...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...天地紅の色つぽい結び文...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その凧に結び文をつける約束ができていて...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...手はいつか袂から結び文を出していた...
広津柳浪 「今戸心中」
...やるとすればおくにかおかねのどちらかだ、おそらく、藤井の付いているおかねのほうだろう」風呂を知らせに来たとき、門七は「いま使いの者がこれを」と云って、結び文を渡した...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...結び文が付けてある...
吉川英治 「御鷹」
...ひら、ひら、と白い結び文は、鉋屑(かんなくず)といっしょに舞っていた...
吉川英治 「無宿人国記」
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