...終電車に乗り遅れて、仕事場に泊まらなければならなかった...
...高級レストランで夕食を取ったため、終電車に間に合わず、タクシーで帰宅した...
...地震が起きたとき、終電車が止まってしまった...
...最近、終電車での迷惑行為が問題になっている...
...終電車の中で読んでいる本が面白すぎて、ついつい最寄り駅を通り過ぎてしまった...
...やうやく最終電車に間に合つたと云つて歸つて來た...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...終電車までにまだ二時間もあるではないか...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...現に先日(こなひだ)も銀座のある停留場で終電車を待つてゐた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...終電車を引留めた話は前に言つた事があつた...
薄田泣菫 「茶話」
...もう終電車もなく...
田中英光 「野狐」
...終電車重い響を残して帰つた・星があつて男と女・霙ふる...
種田山頭火 「行乞記」
...最終電車が出たばかりだ...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...それでも終電車に乗るを得て...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...終電車と始発電車である...
豊島与志雄 「録音集」
...終電車の乗客は、僅かな例外を除いて、そして女給車などを除いて、みな鋭く眼を光らせ、表情を緊張させ興奮の色まで帯びて、精力的である...
豊島与志雄 「録音集」
...大阪までの終電車は...
直木三十五 「死までを語る」
...省線の終電車が出てしまったのでようやく停車場の外へ出たそうですから...
野村胡堂 「眠り人形」
...夜更けのプラット・ホームで終電車を待ってゐる二人の少女がある...
原民喜 「白い呼吸」
...上野行も新宿行ももう終電車が通りすぎてしまって...
平林初之輔 「夏の夜の冒険」
...どうにもならない迄この儘西岡と一処に飲むで夜だけを潰して終電車で家へ帰つて一刻も早く朝にしてしまはう...
牧野信一 「坂道の孤独参昧」
...チャンと終電車には間に合うように帰って来ると言った(――いや...
三好十郎 「恐怖の季節」
...虎の門のカーブを回る終電車の軋(きし)りが...
夢野久作 「冗談に殺す」
...ところが終電車の運転手はたしかにそんなポンコツはなかったというのです...
蘭郁二郎 「穴」
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