...◎予と札幌との関係は僅か二週間で終を告げた...
石川啄木 「悲しき思出」
...この悲しむべき事実の為め多くの家庭が破滅に終つたと私が云ふのは決して誇張ではないのだ...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「結婚と恋愛」
...残余のこの世の戦いも相見ん時を楽(たのし)みによく戦い終えしのち心嬉(うれ)しく逝かんのみ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...今洗い終ったところらしかった...
江見水蔭 「壁の眼の怪」
...終局の大目的でなければならぬ...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...それは終局に於て他の存在――意識と対立して考えられた存在――に依存するのであった...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...煙草を一本吸い終って殻を捨てた拍子に...
中島敦 「環礁」
...永久に「終局」といふものがないのである...
萩原朔太郎 「宿命」
...……学徒の合唱が終ると...
原民喜 「壊滅の序曲」
...君の有利になるようにこんなことをいったつもりじゃないのだが」終りの言葉は火夫に向っていったのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...ニューギニア本土が終ってから三日目の朝...
久生十蘭 「手紙」
...終ひに虚無に達した男の姿が...
牧野信一 「月評」
...「世の終り」という看札を掲げた酒場があった...
松本泰 「日蔭の街」
...一つ――决(けつ)してお婆(ば)アさんにはならず――けども――始終(しゞゆう)お稽古(けいこ)をしなければならないのですもの!それが一(ひと)つ可厭(いや)だわね!』『オヤ...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...年の循環を稲作の始め終りと...
柳田国男 「海上の道」
...自己をぼかして終るのが...
吉川英治 「新書太閤記」
...終身結婚しないことなど...
吉川英治 「随筆 新平家」
...静かに休息いたしおるように」云い終ると...
吉川英治 「源頼朝」
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