...幾度か牛を手離して終ふ...
伊藤左千夫 「水害雜録」
...礼拝の終わりに賽銭箱(もしくは袋)を出だし...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...」食事が終つてから...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...故人北原多作氏のごとき少数な篤学の官吏の終生の努力と熱心によってようやく水産に聯関した海洋調査がやや系統的に行われるようになりはしたが...
寺田寅彦 「新春偶語」
...やがて第一の映写が終つて...
徳田秋聲 「ある夜」
...終わりまでやりつづけるのだった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...始終愚痴ばかりこぼしている――自分自身のこと...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...頭と目がおもになって始終働いているからです...
羽仁もと子 「女中訓」
...今や戦は勝利に終わり...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「チカモーガ」
...天文の終りごろからいよいよ盛んになって...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...けれども一日の旅行を終りて草臥れ直しの晩酌に美酒佳肴(びしゅかこう)山の如く...
正岡子規 「徒歩旅行を読む」
...返事はもう今後書きかわすことのない終わりのものとして心をこめて書いた尚侍の手跡が美しかった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...秋の終りころに鰯(いわし)の漁が初まり...
室生犀星 「不思議な魚」
...ウワア……変な写真が在ライ」と云いも終らぬうちに塵埃(ほこり)だらけになって転がっていた狸婦人が鞠(まり)のように飛上った...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...偶(たま/\)太陽を仰ぐ日があつても終日霧の中でモネの絵にある様な力の弱い血紅色(けつこうしよく)をした小さい太陽を仰ぐ許(ばかり)...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...客院では、主客の歓談だけが聞かれて、終始、予想されていたようなけわしい空気はどこにもないのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...明治三十二年(1899) 七歳小学校終課後も...
吉川英治 「年譜」
...文句の終りへいちもくさんに駈け出して行く...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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武士は食わねど高楊枝 別れ路 一事件
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