...死を始終眼前においてゐねばならなかつたその心に...
有島武郎 「水野仙子氏の作品について」
...パンドーラの持参物は、プロメトイスが、人文の上に加えし進歩の結果にして、極楽時代の終り、神人分離のはじめに於て現われたる、凡ての災害禍難疾病生死は、人智開発の結果として、人間社会に生じたるものなり...
高木敏雄 「比較神話学」
...角器(かくき)牙器考説の終りを見よ...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...彼はその言葉を始めから終いまで漏さず云ってしまった...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...460460 第三歌はこゝに終れどメネラオスとパリスとの決鬪の仕末は第四歌 219 に到つて定る...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...命ずるや?かなたに衆ともろともに留まり君を待つべきか?或は令を下し終へ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...はきだして終(しま)えと言って...
徳永直 「あまり者」
...吾々は外界に起る種々の出來事や事變に始終攪擾されて居る...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...春信が最終の制作を以て確乎(かっこ)として安永元年また二年なりと断言せり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...‥‥明日は天氣はよくな‥‥縣警察部ではこれが對‥‥六時子供の時間‥‥これが終りまして八時から‥‥さやうなら御機嫌よう‥‥これで今晩の放送を‥‥こちらは××放送局であります...
成澤玲川 「ラヂオ閑話」
...【最終回】一「私は恐ろしくなりました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それで始終むしゃくしゃしているのですの...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...十時十五分終り、森永から新宿へ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ひるの部終って配役する...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...女でも結婚しないでいるうちはかえって何かに束縛されているような……始終...
堀辰雄 「菜穂子」
...終に私をして此の寒苦の雪つもる径を選ばしめた...
前田普羅 「普羅句集」
...食事の終つた頃、呉夫人と劉夫人とは、支那の織物を見せようと云つて私を別室へ伴はれた...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...終戰後から今日まで...
吉川英治 「折々の記」
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