例文・使い方一覧でみる「細長い」の意味
スポンサーリンク...細長い紙が貼（は）りつけてあった... 
芥川龍之介 「保吉の手帳から」
...あたふたと細長いなま白い顔を突き出したが...
有島武郎 「或る女」
...お定の室と名指された四畳の細長い室で...
石川啄木 「天鵞絨」
...その場所は細長い腰掛で幅はわたしの上腿（じょうたい）の四分の三くらい狭く...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...「先刻（さっき）の御返事をしに参りました」「先刻の返事とは？」「そうです」と帆村は三つの大きな細長いタンクを指（さ）して云った...
海野十三 「爬虫館事件」
...その真黒な細長い影が半径のように火のまわりを廻っている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...すらりと細長い首をして...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...葉子は足を崩し細長い片手を畳みに突いて...
徳田秋声 「仮装人物」
...細長い顔をした子供だということを見てとった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...細長い身体を一気にすっすっと区切りつつ...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...僕の細長い影は力なく仄暗い風のなかにある...
原民喜 「魔のひととき」
...少し黄色がかったほとんど透明の小さな細長い紙切れ...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...大きな部屋だ、細長い天窓以外、窓はない...
フレッド・Ｍ・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...入口に暗い細長い路次を用意してゐた...
正岡容 「寄席風流」
...細長い人工を加えぬ沼があり...
横光利一 「旅愁」
...或樹（あるき）は細長い胴（どう）に真赤な海老（えび）の甲（かふ）を着けて居る...
與謝野寛 「南洋館」
...銀線の如く伸びてゐる濠のやうに狹い細長い運河の中へと進んで行つた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...おかみさんのあまりに細長い顔につい興味を感じてそれをスケッチした為に...
吉川英治 「忘れ残りの記」
便利！手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう？？