...相手の細っこい首根っこを両指につまみあげようとして...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...細っこい白い木柵(もくさく)に...
竹久夢二 「都の眼」
...細っこい腹合せ帯...
西村陽吉 「夕がたの人々」
...細っこい肩――体なんぞは消てしまって...
長谷川時雨 「古屋島七兵衛」
...前に細っこい植木が二...
長谷川時雨 「神田附木店」
...あの細っこい体で...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...電信柱の細っこい姿が針のように影を引いて...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...「そんな細っこい毛の二本や三本...
山本周五郎 「季節のない街」
...もともと痩せて細っこい躯の娘たちは...
山本周五郎 「季節のない街」
...色の黒い細っこい腕であるが...
山本周五郎 「風流太平記」
...滝はと見ると案外細っこい...
山本笑月 「明治世相百話」
...まだ死ぬ年じゃないが、おまえに似て、細っこいでな、病死じゃ』『御孝養も申し上げず』『何、よろこんで死んだわさ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...細っこい法師のように思われるのは誰か...
吉川英治 「源頼朝」
...飢えた野良猫にひとしい虚無僧の細っこい骨ぐみだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...今門からはいって来たらしい細っこい老婆が...
吉川英治 「宮本武蔵」
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