...段をつくつてその上へ梅だの桃だの水仙だのゝしん粉細工の花を...
阿部徳蔵 「美術曲芸しん粉細工」
...粉砕してしまうためだった...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...細かい粉雪でもちらちら降りかからうとするこの頃の模様を見ては...
薄田泣菫 「独楽園」
...先生が再(ま)た同じ訓戒を始めからやりなほして『苟も学生が粉黛をほどこして……』と来るので...
辰野隆 「浜尾新先生」
...その白い粉を額へ塗るのだそうな...
寺田寅彦 「旅日記から(明治四十二年)」
...隧道内の空気中にはレールや機関の摩擦のために生ずる微細な鉄粉がかなりに浮游しているが...
寺田寅彦 「話の種」
...白粉のつきのわるいあの顔の皮膚から考えても...
豊島与志雄 「女と帽子」
...「うん、死なぬうちに分けて食おうや」すると汽車がトンネルを出る時のように、あたりが静かになりながらすうと明るくなって、長老の白い歯が見え、史郎の長い鼻が見え、椿山のちっちゃいえくぼも見えてきて、「ああ、太陽は大丈夫だったんだなあ」と史郎がいい、「しかし昼飯は分けておくれよ」と長老がいって、三人は窮屈な卓の下から、硝子の粉、機械の断片、椅子の残骸、電線の網の中へはいだしてきた...
永井隆 「長崎の鐘」
...汝(われ)此(こ)の蕎麥(そば)つ粉(こな)出(だ)して遣(や)つたのか」勘次(かんじ)はおつぎに聞(き)いた...
長塚節 「土」
...それに約四割のチタンの粉を加える...
中谷宇吉郎 「雪の化石2」
...白粉(おしろい)っ気なしの素袷(すあわせ)...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ごく上等の小麦粉それ自身なんです...
久生十蘭 「犂氏の友情」
...金五郎夫婦は、その身体を、粉にして、働いたのである...
火野葦平 「花と龍」
...人々怪しみその跡を見るにうどんの粉多し...
南方熊楠 「十二支考」
...今石粉を一袋 1.10 売りました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ソバ粉が残りもんで...
三好十郎 「おりき」
...石灰粉を深く吸いこんだために...
山本周五郎 「青べか物語」
...三味線の音がする町――白粉(おしろい)の女が見える狭い路地――何としても入りにくい...
吉川英治 「松のや露八」
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