...臍(へそ)無し男3・15今大阪に来てゐる箏曲(さうきよく)家の鈴木鼓村氏は掘りかへされた何処かの古墳からでも這ひ出して来たやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...この風変りな箏曲家がそろそろ爪調べにかかると...
薄田泣菫 「茶話」
...鶴子さんの箏が聽き度いと思ふ...
高濱虚子 「俳諧師」
...かき鳴らす箏(こと)の線(いと)の細きうちにも...
夏目漱石 「野分」
...丁度絃(いと)の締まった箏を...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...一人静かに箏を掻(か)きならす上手(じょうず)の名があった...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...」あの箏の、裏板のバネを鼓村師が考えていることも、わたしは知っていた...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...箏を抱(かか)えてゆく浜子さんに附いていったらば...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...箏の上である...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...浜子の箏を主にして...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...次の間(ま)の境をあけると、家(うち)の人たちは、二人でむっつり帰って来て、燈もつけない室で、箏をとり出して、弾くのでもなく、何かもずもずやっているので、何ごとかと案じていたように、そっと来て様子を見ていた...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...箏は浜子に頼みたいといった...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...浜子の箏の耽美者(たんびしゃ)である...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...来年は箏を弾いてから五十年になるから...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...形見の名箏と、名剣を守って、賢吾氏が一人さびしく朱絃舎の門標のある家に残っているのを見ると、彼女が娘であって、わたしが陸奥(みちのく)の山里にいたころ、毎日毎日、歌日記をよこしてくれて、ある日、早い萩(はぎ)の花を封じこめ、一枚の写真を添えて、この男を、亡父(ちち)が、養子に見立てておいたのですが――といってよこしたことを思出す...
長谷川時雨 「朱絃舎浜子」
...箏を弾いている姿勢のままで...
宮城道雄 「山の声」
...三味線も筑紫箏(つくしごと)もまだ知らなかった時代から...
柳田国男 「雪国の春」
...床の間に見える八雲箏(やくもごと)から...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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