例文・使い方一覧でみる「筒抜け」の意味

...見上げると此上はもう頂上まで筒抜けで... 見上げると此上はもう頂上まで筒抜けでの読み方
高浜虚子「斑鳩物語」

...福子の怒鳴る声ばかりが筒抜けに響いて来るのである... 福子の怒鳴る声ばかりが筒抜けに響いて来るのであるの読み方
谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のをんな」

...息が傷口から筒抜けに洩れてしまう結果なのだが... 息が傷口から筒抜けに洩れてしまう結果なのだがの読み方
谷崎潤一郎「武州公秘話」

...すっと外へ筒抜けてしまって... すっと外へ筒抜けてしまっての読み方
豊島与志雄「特殊部落の犯罪」

...遥かの方から真昼の部屋部屋を筒抜けて響きます... 遥かの方から真昼の部屋部屋を筒抜けて響きますの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...フィールデンに筒抜けだ... フィールデンに筒抜けだの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「本命馬」

...盗み聞きするつもりはなかったが、すべて筒抜けだ... 盗み聞きするつもりはなかったが、すべて筒抜けだの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「煉獄」

...筒抜けた因循に沈んで行く身心に... 筒抜けた因循に沈んで行く身心にの読み方
牧野信一「「悪」の同意語」

...突然筒抜けた声で叫んだり... 突然筒抜けた声で叫んだりの読み方
牧野信一「毒気」

...彼のそれと似て鴉の如くクワツ／＼と筒抜けながら... 彼のそれと似て鴉の如くクワツ／＼と筒抜けながらの読み方
牧野信一「病状」

...茶の間に筒抜けだ... 茶の間に筒抜けだの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...それが筒抜けになりそうになり... それが筒抜けになりそうになりの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...男の声は板場へ筒抜けである... 男の声は板場へ筒抜けであるの読み方
山本周五郎「へちまの木」

...その声がトテモ大きくて烈しいので舞台から見所まで筒抜けに聞こえた...
夢野久作「梅津只圓翁伝」

...ダンス・ホールを三つも総上げにするなんて……白鷹君でなくちゃ出来ない芸当だぜ」「……白鷹君バンザアイ……」と一人が筒抜けの大きな声を出したが...
夢野久作「少女地獄」

...Ｔ刑事の太い声が筒抜けに聞え初めた... Ｔ刑事の太い声が筒抜けに聞え初めたの読み方
夢野久作「冗談に殺す」

...まるで筒抜けであったのを知り... まるで筒抜けであったのを知りの読み方
吉川英治「松のや露八」

...そこの物音は上の部屋へ筒抜けに聞えるのでした... そこの物音は上の部屋へ筒抜けに聞えるのでしたの読み方
レスコーフ　Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳「かもじの美術家」

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曹仁露先外書

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