...私は第一夜を送った宿屋で食事した...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...管絃祭第一夜、ぽん/\花火があがる...
種田山頭火 「其中日記」
...わびしい旅の第一夜であった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼女はそれに気づかないで、その第一夜は、輝かしい思い出となって頭に残った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...十三小町塚の雨の第一夜を...
中里介山 「大菩薩峠」
...アラスカの第一夜初めはアンカレージに一泊して...
中谷宇吉郎 「アラスカ通信」
...その第一夜に、空襲に更けしづまりて虫の聲と口ずさんだので、傘雨(さんう)宗匠に、これでも俳句となりませうかと、うかがつて見ようと思ひながらそのままになつてゐる...
長谷川時雨 「煎藥」
...わが心寂しき色に染むと見き火の如してふ事の初めに火の如き事の初めとは恐らく交歓第一夜を斥すのであらう...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...第一夜「お父さん...
平林初之輔 「少年探偵 呉田博士と与一」
...五月三十一日(火曜)京都炭屋第一夜...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...大阪第一夜、久々渡辺篤と飲まうと誘ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...旅の第一夜をあんな処であんな風に過しているのか...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...第一夜の翌朝の手紙も以前の続きで忍んで送られたのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...東京の第一夜をこんなところに送つたのも相応わしければ...
室生犀星 「洋灯はくらいか明るいか」
...京都に帰りついた第一夜の望みは...
吉川英治 「新書太閤記」
...安土の城中はいま饗宴第一夜の歓語談笑に華やいでいる頃であろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...第一夜は、樹海(じゅかい)の底の谷川を枕として寝(い)ね、第二夜は、斧(おの)の刃(は)のような天空の峰で身を横たえた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...七修行の山を下りて十年目の第一夜だった...
吉川英治 「親鸞」
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