...金色の眺めの端々はそれぞれに暗黒へと沈んだ...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...聖徳太子を慕う痛恨な気持が端々に実によく出ているように思われ...
高村光太郎 「回想録」
...心ありげの語(ことば)の端々(はし/″\)も...
高山樗牛 「瀧口入道」
...地主館(やかた)の端々がチラチラと見えだしたが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...その端々までも滿足させる爲めに...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...忽ち頭から身體の端々(はし/″\)まで傳つて私を動かした云ひ表はせぬ感情の爲めにである...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...ほんのり端々で紅らんだ白桃の花は...
宮本百合子 「斯ういう気持」
...思いきり下品なその端々が外から見えているのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...手振(てぶ)り歌言葉の端々(はしばし)が...
柳田国男 「海上の道」
...あるいは東北地方も端々にゆくと...
柳田国男 「故郷七十年」
...東北地方も端々の方へ行くと...
柳田国男 「年中行事覚書」
...それがもうこのような端々の土地にしか残っていないのは...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...一柳斎から「世間識(し)らず」扱いにされた言葉の端々(はしばし)が気にかかって...
夢野久作 「斬られたさに」
...疲れ切った神経の端々に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...卒伍(ソツゴ)ノ端々ニマデ心ヲ強メケル――とは家中のみでなく一般の定評だった...
吉川英治 「黒田如水」
...端々の仕(つか)え人(びと)から「闖入(ちんにゅう)の検断所兵も早や俊基一名をからめ捕って立ち去りました」と聞くと...
吉川英治 「私本太平記」
...ところで作者(わたくし)はよくものしり顔に古書の端々を引きあいにもちだすが...
吉川英治 「私本太平記」
...端々(ハシバシ)普請(フシン)掃除(サウヂ)ヲ申シツケ...
吉川英治 「新書太閤記」
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