...表情や言葉の端々(はしばし)にも見て取ることが出来た程で...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...言葉の端々(はしばし)にも...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...朽ちてゆく『時』の端々を取逃すまいとするかのやうに...
薄田泣菫 「喜光寺」
...親の云ふことは聞いてもいゝ頃だ」その住居の端々(はしばし)にまで行きわたつてゐる潔癖さは...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...私に語る言葉の端々が妙に粗雑(ぞんざい)になってくるに反して...
近松秋江 「霜凍る宵」
...奧方のお言葉の端々からそれ位のことは察しました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...言葉の端々に苦痛と軽蔑が表れていた...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...国の端々(はしばし)に散らばって住む者は...
柳田国男 「海上の道」
...九州の端々(はしばし)でも上五島(かみごとう)でバッジョ...
柳田国男 「こども風土記」
...端々の村にまで配給せられ...
柳田国男 「年中行事覚書」
...僅(わず)かに民間説話や歌謡の端々(はしばし)に...
柳田国男 「木綿以前の事」
...特に奥羽の端々に多かったかというと...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...草川巡査の神経の端々を組んず...
夢野久作 「巡査辞職」
...言葉つきの端々(はしばし)に到るまでも...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...疲れ切った神経の端々に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...おはなしの端々(はしばし)にも...
吉川英治 「日本名婦伝」
...語の端々までも峻厳な芸術的良心が行きわたっている...
和辻哲郎 「生きること作ること」
...前者は人体の美しさの端々(はしはし)に神秘を見る...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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