...音を立てるのであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...新しい送受信機を組立てる部品を揃えることも出来た...
海野十三 「火星探険」
...併しながら學者が説を立てる以前に日本には事實に於て自由貿易はあつたのです...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...「こら! 降り! 降りんかいな!」残暑もそろそろ衰えかけた九月の半ば過ぎだったけれど、太った人にはお定まりの、暑がりやで汗ッ掻(か)きの庄造は、この間の出水で泥(どろ)だらけになった裏の縁鼻(えんはな)へチャブ台を持ち出して、半袖(はんそで)のシャツの上に毛糸の腹巻をし、麻の半股引(はんももひき)を穿(は)いた姿のまま胡坐(あぐら)をかいているのだが、その円々と膨らんだ、丘のような肩の肉の上へ跳び着いたリリーは、つるつる滑り落ちそうになるのを防ぐために、勢い爪を立てる...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...今は土小屋七八立てるのみ...
徳冨蘆花 「馬上三日の記」
...税を無理に取立てるために...
中島敦 「光と風と夢」
...腹を立てるのも尤もだが...
野村胡堂 「黄金を浴びる女」
...この江戸といふところには」「何を腹を立てるんだ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一番手柄を立てるつもりじゃろうが...
火野葦平 「花と龍」
...自分の立てる息の音さええんりょをして...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...おまえはいったいどうしてくらしを立てるつもりなのだ」「わたしが歌を歌ったり...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...もともとそんな時間はづれにいわし船を仕立てることになつた...
三好達治 「海辺の窓」
...あなたががたがたステンレスの上で物音を立てる物体が冷蔵庫の氷の塊りであったことを昨日初めて知ったのだ...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...衝立を立てるやうに...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 森林太郎訳 「祭日」
...正月の松の一ばん大きいのはどこに立てるか...
柳田国男 「年中行事覚書」
...私は人より異説を立てることを好まないが...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...恐ろしい唸り聲を立てるかと思はれる...
吉江喬松 「霧の旅」
...自己の識見によって新しく組織立てる場合...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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