...さて再びリッターの研究に立ち帰るのであるが...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...後に再びこの論究に立ち帰るであろう...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...母の家へ立ち帰ると紛失物でも探すやうにそわ/\と家中をさ迷つた...
牧野信一 「F村での春」
...終りの言葉を子がさもヤレヤレと云う様な何となし滑稽な調子で云ったので結び掛って居た二人の心は又元の通りの明るさに立ち帰る事が出来た...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...女の童に就いて私はいつも限りない愛(いと)しい心の立ち帰ることを感じます...
室生犀星 「ザボンの実る木のもとに」
...以前の子供は春の立ち帰るを待ち兼ねて...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...無常の風に会って又もとの水と空気にフッと立ち帰るまでのお慰みが所謂人生という奴だ...
夢野久作 「近世快人伝」
...ありし昔の心理状態に立ち帰る……しかも...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...一応司祭者たる御隠家様にお礼も申さず立ち帰るやつがあるか...
吉川英治 「江戸三国志」
...関羽はむなしく立ち帰ると...
吉川英治 「三国志」
...むなしく立ち帰るしかありませんでした...
吉川英治 「三国志」
...あの驕慢な妄想は醒(さ)めますまい」やがて立ち帰ると...
吉川英治 「三国志」
...それがしが立ち帰る折...
吉川英治 「新書太閤記」
...立ち帰るといたそう」「ぜひもない」彦右衛門は...
吉川英治 「新書太閤記」
...主人の千坂兵部のもとへ立ち帰るだけの事...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...欺瞞(ぎまん)されて立ち帰るような吾々ではない...
吉川英治 「親鸞」
...急に仮病をとなえて本国へ立ち帰るのだ...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...重秀が立ち帰ると...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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