...彼等は汝が如き窮措大(きうそだい)めきたる男にあらず...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...窮措大が嚢中の苦さへ...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...われ亦舊の如く江湖の窮措大なり...
大町桂月 「杉田の一夜」
...「君は依然として窮措大(きゅうそだい)だね...
田中貢太郎 「西湖主」
...今まではわからずやの窮措大(きゅうそだい)の家に養なわれて実業家の御利益(ごりやく)を知らなかったのは...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...ことに表の窮措大(きゅうそだい)珍野苦沙弥氏のごときものは生きてござるのが大分苦痛のように見受けらるるから...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...隣街の窮措大(きゅうそだい)を家に招いて...
森鴎外 「魚玄機」
...一方は名もなき草叢裡(そうそうり)の窮措大(きゅうそだい)翁となり果てたまま悠々久濶(きゅうかつ)を叙(じょ)する...
夢野久作 「近世快人伝」
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