...笑ふ毎に笑窪(えくぼ)が出來た...
石川啄木 「二筋の血」
...笑ふ毎に笑窪(ゑくぼ)が出来た...
石川啄木 「二筋の血」
...地(じ)の少し窪(くぼ)みのあるあたりを掘るのに...
泉鏡花 「雨ばけ」
...荻窪の朝霧...
太宰治 「東京八景」
...荻窪の最下等の下宿屋の一室を借りて住んでゐたのである...
太宰治 「無趣味」
...摺鉢(すりばち)の底のような窪地(くぼち)になった庭の前には薬研(やげん)のように刳(えぐ)れた渓川(たにがわ)が流れて...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...人の知らない野中の窪地である...
永井荷風 「畦道」
...浮世絵師窪俊満(くぼしゅんまん)は尚左堂(しょうさどう)と号してまた狂歌に工(たくみ)なりき...
永井荷風 「江戸芸術論」
...崖の上から見下す箪笥町(たんすまち)の窪地には樹木の間にところどころ茅葺(かやぶき)家根が見えた...
永井荷風 「枇杷の花」
...手紙の主は「荻窪の一老女」とある...
野村胡堂 「胡堂百話」
...往来の窪みへ置いてやりましたが...
林芙美子 「蛙」
...大炊介はそうして五年ぶりに入谷津の山曲へ帰着したが、もとより人などの来ることもない谷戸の奥なので、ここの谷窪、むこうの段地と、とびとびにある陸田(おかだ)も狭田(せばだ)もみな猪に踏み荒され、茅葺の山家は壁がぬけて蜻蛉や飛蝗(ばった)の棲家になり、いくらかは花を植えてあった前庭も葛や葎にとじられて、おどろおどろしいようすになっていた...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...岩の窪みに落ちた米粒を一つ一つひろっては...
久生十蘭 「母子像」
...そういう目もとに阿賀妻は窪んだ自分の視線を投げかけるのであった...
本庄陸男 「石狩川」
...川窪がそう金の事などにがみがみしない家なのを幸にして...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...荻窪で御迷惑をおかけしました...
三好十郎 「肌の匂い」
...野の窪坑(くぼあな)におち転んでいた...
吉川英治 「三国志」
...大塚窪町に住んでゐる間に妻が病氣になつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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