...彼は本当に空想家だから、現実的なアイデアは出てこない...
...空想家的な発想は面白いけれど、実際に実行するのは難しい...
...彼女は空想家気質で、いつも夢想にふけっている...
...あの小説家は本当に空想家で、驚くようなストーリーを次々に生み出す...
...空想家のように夢を追いかけることは素敵だけど、現実を見ないといけない時もある...
...彼奴は妙に並外れた空想家で...
有島武郎 「星座」
...六 軽浮なる婦人論者を戒めて真摯なる研究を望む日本の浅薄なる空想家は独逸(ドイツ)もしくはスカンジナビヤ辺の神経過敏なるものが...
大隈重信 「婦人問題解決の急務」
...空想家ではなかつたにもせよ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...そのロシア人と友達になりたいわ」「相変らず空想家だな?」「だつて貴方にだつて...
田山録弥 「アンナ、パブロオナ」
...これが当年の無頼漢(ぶらいかん)、当年の空想家、当年の冒険家で、一度はこの平和な村の人々に持余されて、菰(こも)に包んで千曲川に投込まれようとまで相談された人かと思ふと、自分は悠遠(いうゑん)なる人生の不可思議を胸に覚えずには居られぬので...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...――似てるんですね……空想家でしょう...
豊島与志雄 「女と帽子」
...愛すべき空想家も...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...……然し君は一体ひどくなげやりな空想家だね...
豊島与志雄 「球突場の一隅」
...歴史の轍を過去へ返そうと試みる空想家の考え方に外ならない...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...すなわち、不破の関守氏は、一種の詩人でもあり、空想家でもあり、また相当の野心家でもあり、策士でもあるのですが、青嵐居士に至っては、もっとずっと着実家なのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...私を空想家にするのは...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...そうして早くこの空想家に目(ま)のあたり証拠を見せつけて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...「あなたは随分空想家ね」「そうかなあ……」どうもこれは少年の口癖のように見える...
堀辰雄 「あいびき」
...そのまゝ神話のヒロインでゝもあるかのやうに――空想家の三木の眼にうつつた...
牧野信一 「ダイアナの馬」
...とうていこの北国生まれの空想家の心臓を乱調子にせずに置くまいと思われる...
水野葉舟 「北国の人」
...どんな空想家が五人の子に一生の安定のために分けられる財産があると思っていよう...
宮本百合子 「明日をつくる力」
...すなわち彼らは一種の職業的空想家であった...
柳田国男 「雪国の春」
...いかに僕が空想家だと云っても...
吉川英治 「小説のタネ」
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