例文・使い方一覧でみる「移り行く」の意味
スポンサーリンク...国民の道徳思想が移り行く時代ちょうど今日の時勢を見ると... 
大隈重信 「婦人に対する実業思想の急務」
...他に移り行く所などはしばらく度外視してある...
丘浅次郎 「境界なき差別」
...凡て時の移り行くのに任してをる...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...移り行く窓外の景色に見惚（みと）れていた...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...とかく移り行くほどに...
田中貢太郎 「日本天変地異記」
...それが次の室に移り行くころには...
寺田寅彦 「病院の夜明けの物音」
...雲を摩（さす）って移り行く雲...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...現代は次の時代に移り行く...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...移り行きが移り行くための必然的な構造として有つ性格を忘れて――それを知らないとか否定したとか云うのではないが――...
戸坂潤 「科学方法論」
...文学至上主義に移り行くべき物質的根拠を有っている今日の一種の文学者達は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...普通の小説に於て興味の中心となるものは篇中人物の關係甲が如何にして乙に移り行くかを讀者に指示する所にある...
夏目漱石 「「額の男」を讀む」
...唯無媒介的に移り行くというのではない...
西田幾多郎 「絶対矛盾的自己同一」
...梅から桜へ移り行く春の風物を眺めて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...移り行く風景の面白さに...
長谷健 「天草の春」
...客觀的時間において存在は單に他であることによつてのみ區別される次の存在へと移り行くのである...
波多野精一 「時と永遠」
...なほかつ時勢の推移に連れて移り行く有樣を主として描かんとしたるが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...草木（そうもく）の色の移り行くにつれて...
柳田国男 「遠野物語」
...移り行く旅の先では...
横光利一 「旅愁」
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