...その場所は神秘感があって、とてもロマンチックだった...
...彼女の雰囲気には神秘感が漂っていた...
...彼の物語には神秘感があり、読むのがとても楽しかった...
...アンティーク家具には神秘感がある...
...この映画は神秘感があって見応えがある...
...感受性の遅速とかにも多少「時」のもつ戯れが考へ合されるとすれば人間はそれぞれの通過する道程に神秘感を持合せずにはゐられないのが当然であらう...
鷹野つぎ 「時」
...元来動かない筈の彫刻といふ物体に動きを感ずるところに彫刻の持つ神秘感の物理的根拠がある...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...これは彫刻の持つ神秘感をそのまま舞台に見る一例であるが...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...この神秘感から、丹は凡常を超絶するものという意味に展開され、長生不死の仙界に入りたいという原始的な慾望と結びついて、仙丹、神丹、金丹、煉丹、服丹、餌丹などという言葉が生まれてきた...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...それがさらに神秘感に進んだ...
中谷宇吉郎 「古代東洋への郷愁」
...「恋を語れ! 相手を求めて恋を語れ! そしたらお前の似非神秘感は...
牧野信一 「熱い風」
...人々に一種の神秘感を抱かせた...
柳田国男 「故郷七十年」
...なにか雲表(うんぴょう)の震雷(しんらい)みたいな畏怖と神秘感をもたれ...
吉川英治 「私本太平記」
...しめじ茸に至れば清純な上に一味の神秘感を湛(たた)えているように見える...
和辻哲郎 「茸狩り」
...漠然たる神秘感が...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...しかしあの神秘感に代うるに...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...そうしてこの成長、突破が年ごとに迫り行くところは、ただ偉大な古典的作品にのみ見られる無限の深さ、底知れぬ神秘感、崇高な気品、清朗な自由、荘重な落ちつきである...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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