...神信心を始めたではないか? それも熊野(くまの)とか王子(おうじ)とか...
芥川龍之介 「俊寛」
...人気取式の神信心を排斥する...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...父には神信心の念は乏しかつたと見える...
安倍能成 「初旅の残像」
...一体直(ぢき)に手紙の返事を寄(よこ)す人には神信心の厚い...
薄田泣菫 「茶話」
...私だつて神信心しない事があるもんかよ...
薄田泣菫 「茶話」
...ある小学校に神信心の深いお婆さんの先生がありました...
薄田泣菫 「茶話」
...一体直ぐに手紙の返事を寄こす人には神信心の厚い...
薄田泣菫 「名文句」
...「あの女って、水神様のことだろう、今まで私の傍にな、こんな梅干爺でも平生(つねひごろ)の心がけがいいからな、神信心をして、嘘を吐(つ)かず、それでみだらな心を起さずさ、だから神様が何時(いつ)でもお姿を拝ましてくださるのだ、あのお池の中に祭ってござる水神様だ」広巳は老人の横面をくらわしてやりたいように思った...
田中貢太郎 「春心」
...神信心する者には...
田中貢太郎 「放生津物語」
...―――私はついぞ神信心をしたことなぞはなかったのですが...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...『神信心』の書物を耽読(たんどく)したことから...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...神信心(かみしんじん)...
夏目漱石 「道草」
...神信心だけは怠りません...
長谷川伸 「中山七里 二幕五場」
...神信心(かみしんじん)の差等が日に増しいちじるしくなってきた...
柳田国男 「母の手毬歌」
...そうして神信心という言葉までが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...千社参りをするのも神信心(かみしんじん)のうちに算(かぞ)えられていた...
柳田国男 「母の手毬歌」
...神信心の律義者という評判に間違いないらしい」「それは毛頭間違いない...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...神信心されておられたそうな...
吉川英治 「大岡越前」
便利!手書き漢字入力検索