...確たる外交方針を定める暇がなかった...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...それが肥大していくのに確たる理由などなかったのだろう...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「長い部屋」
...確たる主義もない連中だ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...事実に関して正確たるのが本分であるのに...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「ライギット・パズル」
...もとより確たる証拠は握っているだろうが...
中里介山 「大菩薩峠」
...先祖代々の血統を吟味したら日本中に確たる家柄は一軒もなくなる譯だ...
夏目漱石 「鈴木三重吉宛書簡―明治三十九年」
...彼らはとうてい冒(おか)し得べからざる地位に確たる尻(しり)を据(す)えているのである...
夏目漱石 「野分」
...文壇の一角に確たる地歩を占めていくことであろう...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...こういうチチコフのような人物がとかく読者に好かれるという確たる信念が胸にあればこそ心苦しいのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...確たる例はあげられませんが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...確たる出典が思ひ出せないため...
吉川英治 「折々の記」
...何か確たる根拠でもあって...
吉川英治 「三国志」
...呉君に確たる自信をお与えしておく必要があるかと思われるが」と...
吉川英治 「三国志」
...(確たる自信があるのやら...
吉川英治 「新書太閤記」
...「確たる御返辞を」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...確たるお答えのないため...
吉川英治 「新書太閤記」
...確たる証拠もないと仰ッしゃいますが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...確たる証拠をつかまぬうちは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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