...どうせ碌(ろく)な事はありゃしない...
芥川龍之介 「路上」
...あゝして毎日碌々(ごろ/\)してゐて何をする積りなんですか...
石川啄木 「鳥影」
...まだ碌に手廻しもできなかったろう...
大杉栄 「獄中消息」
...見ているうちに何だか少しむっとするような気がして来てとうとう碌(ろく)に見ないで帰って来て...
寺田寅彦 「二科展院展急行瞥見記」
...碌々(ろくろく)小学校すら卒業していない彼女の学力が不足であった...
徳田秋声 「あらくれ」
...奴の眼つきがこの俺になんだというんだ? あの……碌でなしがいないじゃ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...飲んだくれだの碌でなしだのと叱りつけるんだが...
豊島与志雄 「黒点」
...喫驚してるお上さんの言葉に碌々耳も傾けず...
豊島与志雄 「未来の天才」
...ことに近来は口数さえ碌(ろく)に利(き)かなかった...
夏目漱石 「行人」
...半熟のいわれが分ったか」と碌さん横手(よこで)を打つ...
夏目漱石 「二百十日」
...一時は画も好きでよく描(か)いたもんですよ」「何でもやるんですね」「何でも屋に碌(ろく)なものなしで...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...三千石の碌(ろく)の半分を失つても...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...おれは碌すっぽ指し方も知らないんだから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...どうせ碌な物ではない...
二葉亭四迷 「平凡」
...チャラピタは碌(ろく)に狙ひをつけるひまもなく...
宮原晃一郎 「熊捕り競争」
...親達は碌にお互の話もしないで食事が終ると...
室生犀星 「神のない子」
...碌々として老兵で終るといふ一人の凡々たる雜兵の眼から見たその時代ですね...
吉川英治 「折々の記」
...「おう、さてはやはり――」と、驚いて、「黄巾の乱後、洛陽の外門でちょっとお会いしたことがあるが、その後、ご辺にはいかなる官職につかれておらるるか」「お恥かしいことですが、碌々として、何の功も出世もなく、この片田舎の県令をやっていました」「それはひどい微職だな...
吉川英治 「三国志」
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