...弟は破落戸で、いつも金欠だ...
...彼女は破落戸な男性に惹かれる...
...父は破落戸だったが、今は節約に心がけている...
...破落戸の友達がお金を貸してくれない...
...結婚してからは破落戸の傾向が改善された...
...彼は破落戸(ごろつき)のオブリアンが...
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「秘密の庭」
...破落戸漢(ならずもの)が多く出入した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...新家は博徒破落戸(ならずもの)の遊び所になった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...近郷近在の破落戸(ならずもの)等が借金に押しかけ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...其りや色々な手合が來てまさア」「隨分破落戸(ならずもの)も居るだらうね」「エ...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...「それ狂犬だア、逃げろ!」追いかけたのとは反対の側から、また数十人、同じく役人、岡引(おかっぴき)、番太、破落戸、弥次馬の一連...
中里介山 「大菩薩峠」
...多くは市中の破落戸(ならずもの)を集めたものであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...見世物師の背後についている破落戸(ならずもの)が寄ってたかって手酷(てひど)い制裁を加えて追い出すのであったが...
中里介山 「大菩薩峠」
...夜中に車を飛ばして車町(くるまちやう)の破落戸(ごろ)がもとをたゝき起し...
樋口一葉 「大つごもり」
...破落戸(ごろつき)仲間に遣る物を遣らねばこの納まりむづかしく...
樋口一葉 「大つごもり」
...手のつけられない破落戸(ごろつき)でなかったら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「この罰あたりめが! 顔でも洗つて出直して来やあがれ! しやうのない破落戸(ごろつき)野郎め!汝(てめえ)のお袋を見たことはないが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...文身(ほりもの)だらけの町の破落戸(ごろつき)と緒方の書生ばかりが得意の定客(じょうきゃく)だ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...この上まだ何ぞ欲しいか破落戸(ごろつき)め」と喚(わめ)きおったと(バルフォール『印度事彙』三)...
南方熊楠 「十二支考」
...碗(わん)をもって酒食らうことも殆ど町方破落戸(ごろつき)とえらぶところがなかった...
室生犀星 「野に臥す者」
...なりふりだって破落戸(ゴロツキ)みたいだし...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...ツァウォツキイは今一人の破落戸(ごろつき)とヘルミイネンウェヒの裏の溝端(どぶばた)で骨牌(かるた)をしていた...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
...無論相手の破落戸はそれには困らない...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
便利!手書き漢字入力検索