...弟は破落戸で、いつも金欠だ...
...彼女は破落戸な男性に惹かれる...
...父は破落戸だったが、今は節約に心がけている...
...破落戸の友達がお金を貸してくれない...
...結婚してからは破落戸の傾向が改善された...
...服装(なり)も書生風よりはむしろ破落戸(ごろつき)――というと語弊があるが...
内田魯庵 「斎藤緑雨」
...わが目に見るのは子供か、女か、男か、兵士か、哲人か、奴隷か、労働者か、破落戸か、聖人か、共産主義者か、反動主義者か、総督か、警官か...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「いえ、いえ、ラゴーフにはもう!」
...人間(にんげん)を引掻(ひっか)いて殺(ころ)しをる!一二三(ひふうみい)で劍(けん)を使(つか)ふ駄法螺吹家(だぼらふき)め!破落戸(ごろつき)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...破落戸漢(ならずもの)が多く出入した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...近郷近在の破落戸(ならずもの)等が借金に押しかけ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...其(そ)りゃ色々な手合(てあい)が来てまさァ」「随分破落戸(ならずもの)も居るだろうね」「エ...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「それ狂犬だア、逃げろ!」追いかけたのとは反対の側から、また数十人、同じく役人、岡引(おかっぴき)、番太、破落戸、弥次馬の一連...
中里介山 「大菩薩峠」
...本来破落戸であったのが急に茶袋を穿き...
中里介山 「大菩薩峠」
...また全然破落戸風(ごろつきふう)のものもある――それらの人が集まって...
中里介山 「大菩薩峠」
...逃がすな」それと見た博徒や破落戸(ならずもの)の連中は同じように丸太を足場にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...破落戸(ごろつき)仲間に遣る物を遣らねば此納まりむづかしく...
樋口一葉 「大つごもり」
...手のつけられない破落戸(ごろつき)でなかったら...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「この罰あたりめが! 顔でも洗つて出直して来やあがれ! しやうのない破落戸(ごろつき)野郎め!汝(てめえ)のお袋を見たことはないが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...文身(ほりもの)だらけの町の破落戸(ごろつき)と緒方の書生ばかりが得意の定客(じょうきゃく)だ...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...二人の破落戸(ならずもの)...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...この上まだ何ぞ欲しいか破落戸(ごろつき)め」と喚(わめ)きおったと(バルフォール『印度事彙』三)...
南方熊楠 「十二支考」
...碗(わん)をもって酒食らうことも殆ど町方破落戸(ごろつき)とえらぶところがなかった...
室生犀星 「野に臥す者」
...無論相手の破落戸はそれには困らない...
モルナール・フェレンツ Molnar Ferenc 森鴎外訳 「破落戸の昇天」
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