例文・使い方一覧でみる「知れ渡る」の意味

...その潔（いさぎよ）い最期の有様が知れ渡るに従い... その潔い最期の有様が知れ渡るに従いの読み方
谷崎潤一郎「聞書抄」

...やがて真相が御牧の側へ知れ渡るのではないであろうか... やがて真相が御牧の側へ知れ渡るのではないであろうかの読み方
谷崎潤一郎「細雪」

...世間に知れ渡るのは避けられない... 世間に知れ渡るのは避けられないの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳「唇のねじれた男」

...常識は通俗的という意味に於ても知れ渡るという意味に於てもポプュラーであることが出来る...
戸坂潤「現代哲学講話」

...又一般に知れ渡ることの出来るものでもない... 又一般に知れ渡ることの出来るものでもないの読み方
戸坂潤「現代哲学講話」

...彼が金持ちだということが一般に知れ渡ると... 彼が金持ちだということが一般に知れ渡るとの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...それは直（ただち）に世界に知れ渡るのである... それは直に世界に知れ渡るのであるの読み方
新渡戸稲造「真の愛国心」

...この事が家中に知れ渡ると... この事が家中に知れ渡るとの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...町内中に知れ渡るほどの... 町内中に知れ渡るほどのの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...この書の著者は何人にも知られざる或人」（Somebody unknown to nobody）なりと知れ渡るや否や... この書の著者は何人にも知られざる或人」なりと知れ渡るや否やの読み方
穂積陳重「法窓夜話」

...あしたヨーロッパ中の首都に知れ渡るはずだったんだ... あしたヨーロッパ中の首都に知れ渡るはずだったんだの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「王冠の重み」

...数日中に悲報は大衆に知れ渡るだろう... 数日中に悲報は大衆に知れ渡るだろうの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「王冠の重み」

...それにとても簡単ですから皆に知れ渡ると... それにとても簡単ですから皆に知れ渡るとの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「黄金薔薇」

...だがラ・シガール新聞の夕刊がそのうち出れば知れ渡るだろう... だがラ・シガール新聞の夕刊がそのうち出れば知れ渡るだろうの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「道化玉座」

...ご謀反（むほん）と知れ渡ると... ご謀反と知れ渡るとの読み方
吉川英治「黒田如水」

...のこらず知れ渡ることだからである... のこらず知れ渡ることだからであるの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...ルイ十四世は国家の大秘密が知れ渡ることを気づかわれて... ルイ十四世は国家の大秘密が知れ渡ることを気づかわれての読み方
モーリス・ルプラン菊池寛訳「奇巌城」

...――このことが日本全国の異教徒や領主たちに知れ渡るのである... ――このことが日本全国の異教徒や領主たちに知れ渡るのであるの読み方
和辻哲郎「鎖国」

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