...そうしてたとえば真上を見ようと思うときにその視線は真っ直ぐに無限の上方に向かわないで地球のまわりに彎曲するために地球の反対側を見るようになる...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...顔は真っ直ぐ女王に向かって急ぎゆく...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...女房は真っ直に村役場に這入って行ってしまったので...
太宰治 「女の決闘」
...真っ直ぐに傍見もせず口も利かず...
田中英光 「箱根の山」
...大垣から真っ直ぐ東京へ帰ると云う雪子を...
谷崎潤一郎 「細雪」
...芝口の通りを真っ直ぐにぴちゃぴちゃ泥を撥(は)ね上げながら金杉橋の方まで歩いてしまいました...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...真っ直ぐにお勢の家まで行くと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真っ直ぐに申上げると...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ここに魚なんかいるわけはないじゃありませんか」「あれは何だ」平次の指は真っ直ぐに...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...平次は真っ直ぐに通りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真っ直ぐだったか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真っ直ぐに鎧(よろい)の渡しを渡れば眼と鼻の間で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それは有難う」平次はそこから真っ直ぐに久保町の大村丹後守屋敷に飛んで行ったことは言うまでもありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...真っ直ぐに谷中の森へあんよしな」八五郎は好い心持そうでした...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...で私はこれはてっきり急に旅程を更えて真っ直ぐフォウト・ライリィへ帰ったのだろう...
牧逸馬 「土から手が」
...強(し)いて、真っ直ぐに、張っていた胸も、いたずらに胴ぶるいを示すだけであった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...彼の立っている所から東へ真っ直に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...真っ直ぐに歩くにゃ邪魔らしい」「どうだ...
吉川英治 「無宿人国記」
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