...御側の者たちの方を流(なが)し眄(め)に御覽になりました...
芥川龍之介 「地獄變」
...しかも意力そのもののやうに一度も左顧右眄(さこうべん)したことはなかつた...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...彼は此等のものを默殺若しくは顧眄して過ぎた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...流眄(ながしめ)に一寸(ちょっと)見て...
泉鏡花 「浮舟」
...ところが素々(もともと)事大(じだい)思想に囚(とら)えられていた朝鮮は左顧右眄(さこうべん)...
大隈重信 「日支親善策如何」
...そういう解釈は単に、事態の本質を不明朗にし、右顧左眄、自分の心を不安にするのが精々の落ちだろう...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...あいつは何時も俺に流眄(ながしめ)ばかり遣つてる...
中原中也 「山間秘話」
...部屋の中のがらくたをチラと流眄(ながしめ)で見たが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...宇宙の大法則に引きずられて彼は今こゝに衆人の冷たい顧眄(ながしめ)を慕うて来た...
平出修 「夜烏」
...生れつき流眄(ながしめ)を使う浮薄な...
宮本百合子 「アンネット」
...左顧右眄(さこうべん)させて...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...ジロリとショウに流眄をくれてニヤリとして黙っているでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...男のように左顧右眄(さこゆうべん)しないで...
森鴎外 「雁」
...その失地年代を一眄すると...
吉川英治 「折々の記」
...敵の陣容を一眄(べん)すべく...
吉川英治 「三国志」
...軍の軍容を一眄(べん)した...
吉川英治 「三国志」
...右顧左眄(うこさべん)...
吉川英治 「新書太閤記」
...前髪の蔭からじっと熱ッぽい流し眄(め)を向けた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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