...この現実の有態の世界は...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...田辺博士の哲学は有態に云って最も無難な常識的テーゼをばその結論とする場合が多いようだ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...評論が有態の印象から出発するということは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...有態に云うと、私の読んだ限りでは、シェストーフという人物その人の思想は、一国のジャーナリズムを挙げて問題にするに足る程重大性のあるものとは到底思われない...
戸坂潤 「思想としての文学」
...有態に云うと少しも新しい積極的な知識の開拓にはならぬ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...実践活動に耐え得ないことを有態に告白し...
戸坂潤 「社会時評」
...又ごく有態の心配であって...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...有態に云うと法科などの講義の可なりのものは常識に帰する...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...有態に云って、最近幾年かの岩波出版物は文化指導的なものだと云い切ってしまうことは出来ないのではないかと思う...
戸坂潤 「読書法」
...有態に云って吾々に高々老哲学ファンや宗教青年やを思わせるに過ぎない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...有態に理由に挙げて物を云っている者はいないが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...有態に云うと印象なるものの批評に於ける或る相対性がここにあるわけで...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...有態(ありてい)の通り書き直して差し出せ」「畏りましてござります」「――が...
吉川英治 「新書太閤記」
...折角の茶にも障(さわ)りますから有態(ありてい)申し上げましょう――実は...
吉川英治 「新書太閤記」
...やむなく立ち帰りました――との口上を有態(ありてい)に復命した...
吉川英治 「新書太閤記」
...『上野介の所在(ありか)をいえ』『有態(ありてい)に云わぬと...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...残らず有態(ありてい)に自白してしまうと...
吉川英治 「茶漬三略」
...有態(ありてい)にいえッ」「でも...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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