...従来の有態で露骨な観念論の体系とは反対に...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...人間の実際生活の利害関係から離れて事物そのものが有態に有っている価値を玩味することである...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...評論が有態の印象から出発するということは...
戸坂潤 「思想としての文学」
...だが現実は少しも分解されるのではなくて、そのまま有態に、鵜呑みにされる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...そのまま有態に問題にし得たものではないという点だ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...又ごく有態の心配であって...
戸坂潤 「社会時評」
...又ごく有態の心配であって...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...一応、有態に云って、そうかも知れないが、併し、それは哲学の最も哲学らしいと考えられているもの、云わば哲学プロパー、に就いてだけのことであって、哲学の体系がどうであるかというような云わば条理的な形式的な点からでなく、も少し具体的な諸領域内容から云えば、なおまだ著しい特色を有った有力な哲学者がいないではない...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...有態に云うと法科などの講義の可なりのものは常識に帰する...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...有態に云って、最近幾年かの岩波出版物は文化指導的なものだと云い切ってしまうことは出来ないのではないかと思う...
戸坂潤 「読書法」
...単にそれが今日改めて圧迫され始めたというのが正直な有態の事実に過ぎぬ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...有態の真実を写すということであり...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...有態に云うと印象なるものの批評に於ける或る相対性がここにあるわけで...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...有態(ありてい)に報告しておけ」「あっ! ……では汝は...
吉川英治 「三国志」
...折角の茶にも障(さわ)りますから有態(ありてい)申し上げましょう――実は...
吉川英治 「新書太閤記」
...残らず有態(ありてい)に自白してしまうと...
吉川英治 「茶漬三略」
...有態(ありてい)に名を明かさば...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...有態(ありてい)にいえッ」「でも...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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