...誰一人彼を省みるものはなかった...
李光洙 「愛か」
...毫も省みる所なき者に對しては...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...此の頃とし子は自分の生活を省みる度びに...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...彼女自身を省みる都度(つど)...
伊藤野枝 「乞食の名誉」
...他の何事を省みる必要があろう? とも思った...
伊藤野枝 「転機」
...今日も飲みすぎだつた、酒を慎しむべし、己を省みるべし、シヨウチユウよ、さよなら!(消極的に日本酒だけを味ふべし)落ちついて雨ふる、雨ふりて落ちつく...
種田山頭火 「松山日記」
...この間の仕事にそれがちつとも現はれてこなかつた事を省みると...
田村俊子 「木乃伊の口紅」
...當時の國情を省みるならば...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...お前が、斉彬から、学ぶものも、多いであろうし、斉彬が、お前から、省みることも、多いであろう...
直木三十五 「南国太平記」
...われがわれを省みるといふことは...
三木清 「歴史哲學」
...さてこの自分はどんなふうかと省みるのでございます...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「平の教」をこそ省みるべきである...
柳宗悦 「改めて民藝について」
...何にも増して文化の大きな基礎なのだということを省みるべきだと思います...
柳宗悦 「沖縄の思い出」
...歴史を省みるなら時代の下降と共に...
柳宗悦 「工藝の道」
...偉大な工藝時代を省みる時...
柳宗悦 「工藝の道」
...考え得る最もよき方法として省みることに...
柳宗悦 「工藝の道」
...安ものの民器など省みる者はほとんどありませんでした...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...神霊以外にはこれを省みる者が無くなった...
柳田国男 「木綿以前の事」
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