...更に次いで発表せられたいわゆる近衛声明は東亜連盟の思想と内容相通ずるものがある...
石原莞爾 「戦争史大観」
...そのころ、わたくしは市村水香先生に就いて漢学を勉強してい、その御講義に、この話が出たので、いたく刺戟されて筆を執ったものであるが、これは「遊女亀遊」や「税所敦子孝養図」などと、一脈相通ずる、わたくしの教訓画として、今もって懐かしい作のひとつである...
上村松園 「孟母断機」
...この深刻なる内的経験において彼と己(おのれ)と霊犀(れいさい)相通ずるを知り...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...何等か一脈の相通ずるものがあって...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...それは「はな」「はな」国音相通ずるところが一句の趣向でそこが洒落(しゃれ)になっているのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...友情と温泉とには相通ずるものがあるやうだ...
種田山頭火 「其中日記」
...この建物の最上階にある一つの室と相通ずるようになっていた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...おのずからこれに相通ずるものがある...
寺田寅彦 「柿の種」
...私は英子よりも寧ろ静子の方に私と相通ずる点が多くありはしないかと思うことがあった...
豊島与志雄 「運命のままに」
...そしてこれは前に述べた「ユナニミスム」の見解とおのずから相通ずるものであって...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...作品に書いた平賀源内などに相通ずるものがあったのであろうか...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...相通ずる變則があるやうに聞え...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...その二者の表現し得る内容に一脈相通ずるものがあるために...
南部修太郎 「文藝作品の映畫化」
...一脈相通ずるもののある...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...気脈相通ずる火夫長とナンブトー(ナンバーツーオイルマン)とを誘惑して...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...何處か一味の相通ずる所がある...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...それが名誉革命の精神と相通ずることはなはだ多きを感じた...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...この寛容という点において相通ずるものがあり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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