...それは「はな」「はな」国音相通ずるところが一句の趣向でそこが洒落(しゃれ)になっているのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...一味相通ずるものがある...
種田山頭火 「行乞記」
...科学の方法と一脈の相通ずる所があると云われる...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...あれなどもやはりこのイブラヒム老人の入れ歯の注文とどこか一脈相通ずるところがあるような気がするのである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...いきのよいさしみの光沢はどこか陶器の光沢と相通ずるものがある...
寺田寅彦 「青磁のモンタージュ」
...この点では禅僧と収賄議員との間にもいくらか相通ずるものがあるかもしれない...
寺田寅彦 「涼味数題」
...そしてこれは前に述べた「ユナニミスム」の見解とおのずから相通ずるものであって...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...相通ずる語気である...
豊島与志雄 「霊気」
...相通ずる變則があるやうに聞え...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...夫々独自であると同様に一味相通ずる「スタビリチイ」の精神に...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...一脈の相通ずるものがあるのかも知れないね...
牧野信一 「露路の友」
...すすり泣きとひそかに相通ずる笑いが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...抽の三字は皆相通ずるのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...すなわち両方の意志が相通ずるようになると...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ラ・ボエシの「奴隷根性」の所論と一脈相通ずるものがある点に注意すべきであろう...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一脈相通ずるところがある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...これは恐らく我々の「生」に相通ずるものがあるからである...
和辻哲郎 「「自然」を深めよ」
...多分に相通ずるものを持つように見える...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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