...小倉両博士のごときと相通ずる幾百幾千の論説が書かれて...
石原純 「社会事情と科学的精神」
...古人と心相通ずるの感を抱かざるを得ない...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...何等か一脈の相通ずるものがあって...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...それは「はな」「はな」国音相通ずるところが一句の趣向でそこが洒落(しゃれ)になっているのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...支那民族の優人蔑視と日本民族に於けるそれとは確に相通ずるものがある...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...小生と逢(あ)っても小生が照れぬよう無言のうちに有無相通ずるものあるよう御取はからい置き下され度...
太宰治 「虚構の春」
...相通ずるものがあるやうだ...
種田山頭火 「行乞記」
...――漬物と俳句との間には一味相通ずるところの或る物があることを...
種田山頭火 「漬物の味〔扉の言葉〕」
...科学の方法と一脈の相通ずる所があると云われる...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...そしてこれは前に述べた「ユナニミスム」の見解とおのずから相通ずるものであって...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...――私は彼等の心と相通ずるものを懐いて上海からちょっと旅に出た...
豊島与志雄 「上海の渋面」
...何のこだわりもなく敏活に相通ずるのであった...
豊島与志雄 「反抗」
...支那大陸に相通ずるものを持っている...
豊島与志雄 「風俗時評」
...何にかしら此二人には一脈相通ずる名人魂があつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...気脈相通ずる火夫長とナンブトー(ナンバーツーオイルマン)とを誘惑して...
葉山嘉樹 「海に生くる人々」
...夫々独自であると同様に一味相通ずる「スタビリチイ」の精神に...
牧野信一 「余の倅に就いて」
...我々が旅において持つ感情と相通ずるものがある...
三木清 「人生論ノート」
...幾分か相通ずるものがあるように...
柳田国男 「年中行事覚書」
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