...更に次いで発表せられたいわゆる近衛声明は東亜連盟の思想と内容相通ずるものがある...
石原莞爾 「戦争史大観」
...私達の脈搏に相通ずるものがあつて...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...自らの心をさうした大自然の深みと脈搏相通ずる辺においてゐる者にとつては...
薄田泣菫 「独楽園」
...共に杙の義と相通ずる者とすれば...
高木敏雄 「比較神話学」
...相通ずるものがあるやうだ...
種田山頭火 「行乞記」
...――漬物と俳句との間には一味相通ずるところの或る物があることを...
種田山頭火 「漬物の味〔扉の言葉〕」
...何のこだわりもなく敏活に相通ずるのであった...
豊島与志雄 「反抗」
...支那大陸に相通ずるものを持っている...
豊島与志雄 「風俗時評」
...生物の秘奥に一脈相通ずる気持であり...
豊島与志雄 「文学以前」
...この二つの話は何(な)んか知(し)ら一脈相通ずるものがあり...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...相分かれるものと相通ずるものとの二つの面を有する...
波多野精一 「時と永遠」
...芸術上に何かの相通ずる新奇なスロウガンを持つて...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...一脈の相通ずるものがあるのかも知れないね...
牧野信一 「露路の友」
...上層と下層と相通ずるには石階を取つて迂回(うかい)すべく...
正岡子規 「四百年後の東京」
...この寛容という点において相通ずるものがあり...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...一脈相通ずるところがある...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...何か近松の世話浄瑠璃と相通ずるような情味があつて...
吉井勇 「逢状」
...キリスト教の「神の前での万人の平等」の思想と多分に相通ずるものを持つことを...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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