...南洲其の免れざることを知り相共に鹿兒島に奔(はし)る...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...此三神甞て相共に...
高木敏雄 「比較神話学」
...七人相共に涕泣せしが...
高木敏雄 「比較神話学」
...かの現(うつつ)とこの夢と相共に人生の哀歌を奏するのみ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...相共に同じ幸福を味わうことができる...
永井隆 「この子を残して」
...そこで相共に小金ヶ原まで乗込もうということに相談がきまりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...相共にする何ものかがなければならぬ...
波多野精一 「時と永遠」
...主體が相共にある一切の時間的存在者の共通の運命である...
波多野精一 「時と永遠」
...何しろこういう工合に挙止人相共に一方ならず非凡だから...
久生十蘭 「魔都」
...その相伴うや、相共に親愛し、相共に尊敬し、互いに助け、助けられ、二人(ににん)あたかも一身同体にして、その間に少しも私(わたくし)の意を挟(さしはさ)むべからず...
福沢諭吉 「日本男子論」
...すべて相共に多数の有能の士をして...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...『最も肥沃な土地の多くを牧畜に使うこと、農具の改良、大農場の増加、なかんずく国内を通じての農家数の減少は、すべて相共に、現在おそらく、革命当時ほどの多数の人間が、農業労働に従事していないことを証明している...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...なぜそんな早まったことを! 今日まで相共にあれだけ働いてくれた同志を遇する法でない!水木 馬鹿を言いたまえ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...相共に嘗(な)めた苦しみと闘(たたか)いの記念である...
矢部貞治 「政治学入門」
...相共に増減する傾向がある...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...スペイン王と、引続き採掘される鉱山の所有者は、相共に、啻に解放された資本が生産したすべてを受取るのみならず、更に他の所有者が失ったすべてをも受取るであろう...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
...相共に繰返してうたへる伊那節の唄逢うてうれしや別れのつらさ逢うて別れがなけりやよい十一月六日どうも先生一人をお立たせするのは気が揉めていけない...
若山牧水 「木枯紀行」
...相共に上天気を喜びながら宿を出た...
若山牧水 「木枯紀行」
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