例文・使い方一覧でみる「直情径行」の意味

...直情径行の驕児としての入道相国を見たり... 直情径行の驕児としての入道相国を見たりの読み方
芥川龍之介「木曾義仲論（東京府立第三中学校学友会誌）」

...直情径行は彼が一代の性行なりき... 直情径行は彼が一代の性行なりきの読み方
芥川龍之介「木曾義仲論（東京府立第三中学校学友会誌）」

...然りと雖も、彼は唯、直情径行、行雲の如く流水の如く欲するがまゝに動けるのみ...
芥川龍之介「木曾義仲論（東京府立第三中学校学友会誌）」

...その人間と人生を観る眼が、何物にも蔽ひかくされずに鮮かで明かであつたかといふことは疑問だが、直情径行な、天真爛漫な、他人に対して城府を設けないといふやうな紳士らしい処があつた...
田山録弥「尾崎紅葉とその作品」

...いわゆる直情径行の人とか... いわゆる直情径行の人とかの読み方
ドストエーフスキイ米川正夫訳「地下生活者の手記」

...直情径行派はなかなかどうして... 直情径行派はなかなかどうしての読み方
ドストエーフスキイ米川正夫訳「地下生活者の手記」

...こうした直情径行的の人間を... こうした直情径行的の人間をの読み方
ドストエーフスキイ米川正夫訳「地下生活者の手記」

...からからと笑い飛ばしている直情径行的な人間どもの唾... からからと笑い飛ばしている直情径行的な人間どもの唾の読み方
ドストエーフスキイ米川正夫訳「地下生活者の手記」

...すべて直情径行的の人間や活動家は... すべて直情径行的の人間や活動家はの読み方
ドストエーフスキイ米川正夫訳「地下生活者の手記」

...彼は熱血男児なりされど彼は决して直情径行の純人に非ず彼は粗放なる如くにして...
鳥谷部春汀「明治人物月旦（抄）」

...乗馬は、颯爽として、男性的で、直情径行で、ひねくれたくよくよしたものを排除する...
豊島与志雄「牛乳と馬」

...理窟も筋道も通り越した直情径行（ちょくじょうけいこう）のところと... 理窟も筋道も通り越した直情径行のところとの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...直情径行のＷ・Ｅ・ヘンレイ（ガルバルジイ将軍を詩人にした様な男だ）が真先に憤慨した... 直情径行のＷ・Ｅ・ヘンレイが真先に憤慨したの読み方
中島敦「光と風と夢」

...直情径行、怒ると、「喧嘩の鬼」といわれている栗田も、案外に、人を信じやすい、好人物のところがあるようだった...
火野葦平「花と龍」

...彼の性格には直情径行といった一面があり... 彼の性格には直情径行といった一面がありの読み方
平光吾一「戦争医学の汚辱にふれて」

...直情径行で妥協ぎらいで廉潔なカールは... 直情径行で妥協ぎらいで廉潔なカールはの読み方
宮本百合子「カール・マルクスとその夫人」

...是は柏軒の直情径行礼法に拘らざる処より来てゐる... 是は柏軒の直情径行礼法に拘らざる処より来てゐるの読み方
森鴎外「伊沢蘭軒」

...直情径行は今も昔も医（いや）し難き余の病なりしかば... 直情径行は今も昔も医し難き余の病なりしかばの読み方
山路愛山「透谷全集を読む」

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