...水田の「苗代」に水を張る...
...田植え前に「苗代」を整える...
...「苗代」に植えた苗が育って、稲穂が実る...
...年々、「苗代」の環境が悪化している...
...この地域では「苗代」作りが盛んで、美味しいお米が作られる...
...この里の苗代寒(なわしろざ)むといへる頃(ころ)五月九日 草樹会...
高浜虚子 「六百句」
...麦の穂、苗代つくり、藤の花、鮮人の白衣...
種田山頭火 「行乞記」
...――・うぐひすうぐひす和尚さん掃いてござる・なんとよい日の苗代をつくること・山はしづかなてふてふがまひるのかげして・山かげふつとはためくは鯉幟・岩に口づける水のうまさは・若葉したゝる水音みつけた四月二十六日曇...
種田山頭火 「其中日記」
...そして猪苗代湖(いなわしろこ)の水力で起こした電圧幾万幾千ボルトの三相交流が川の高い空をまたいでいるのに驚かされた...
寺田寅彦 「写生紀行」
...野口は福島縣の猪苗代湖畔の極貧兒と生れ...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...猪苗代水電会社壱百株を買ふ...
永井荷風 「断腸亭日乗」
...それはそれの生る胡頽子すなわち苗代(ナワシロ)グミの木の枝の変じた棘枝が多いからである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
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松本たかし 「松本たかし句集」
...禿笑ふて姫路のオサカベ姫と猪苗代の龜姫を知らずや汝命數既に盡たりと云ひ消失す...
南方熊楠 「人柱の話」
...苗代は枯れませんが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あの素朴な苗代川の黒物には自然が味方している...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...苗代毎に異なっているのである...
柳田国男 「年中行事覚書」
...ひっそりと音をひそめていた和地の家が、久方ぶりで、からりと戸障子を明け放つかのようにみえた、伊緒がふたたびまめまめとはたらきだしたのである、手つだいの老農夫を相手に麦をとりいれ、苗代をかいた...
山本周五郎 「日本婦道記」
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夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...高山君はスケジュールを見、その恵日寺見学も、猪苗代湖一巡も、これから夜までに果たさなければ、時間なしと、宣告する...
吉川英治 「随筆 新平家」
...猪苗代湖発電のお膝下にある若松市でさえ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...春には苗代(なわしろ)に種子(たね)を蒔(ま)き水を引き...
吉川英治 「宮本武蔵」
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