...水田の「苗代」に水を張る...
...田植え前に「苗代」を整える...
...「苗代」に植えた苗が育って、稲穂が実る...
...年々、「苗代」の環境が悪化している...
...この地域では「苗代」作りが盛んで、美味しいお米が作られる...
...トマトや南瓜の苗を仕立てるための苗代ごしらえをしていた...
犬田卯 「瘤」
...猪苗代(いなわしろ)湖畔(こはん)の霜枯れを圧する磐梯山(ばんだいさん)のすさまじき雪の姿を仰ぎつつ郡山(こおりやま)へ...
寺田寅彦 「柿の種」
...そして猪苗代湖の水力で起した電壓幾萬幾千ボルトの三相交流が河の高い空を跨いで居るのに驚かされた...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...短冊形(たんざくがた)の苗代(なわしろ)には最早嫩緑(どんりょく)の針(はり)がぽつ/\芽ぐんで居る...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
......
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...八十八夜にはすでに苗代に若い緑が見られる処もあったから...
中村清太郎 「残雪の幻像」
...電熱利用の苗代が出来たりしたら...
中谷宇吉郎 「小さい機縁」
...これは以前まだ、この地方に汽車や自動車の入って参りませんでしたその当時、その春先き、この地方の農家では、その飼馬を毎日野放しにしたのでありますが、その際、その苗代の苗が、その馬からの被害を免れるがための、それへのきわめて巧妙な対策の結果であったということでありますが、それが前にも申しましたように、汽車や自動車が通るようになってからは、その放馬もできなくなり、したがってそういった様式の苗代の必要もなくなったのであります...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...苗代川の歴史は動くとも黒物の歴史は動かない...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...その中でこの苗代川ほど歴史を固く守った所はなくまたここほど高麗人の今も集団する土地はない...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...あの簡素に見える苗代川の黒物には...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...苗代(なわしろ)を荒し竹の根を食い...
柳田国男 「海上の道」
...伊那谷ではこれを後に苗代(なわしろ)に立てるという...
柳田国男 「年中行事覚書」
...苗代においてはその苗がいかに取扱われていたかを知ることが出来ない...
柳田国男 「年中行事覚書」
...何れも籾播(もみま)き以前から苗代の真中に立てられ...
柳田国男 「年中行事覚書」
...今年苗代(なわしろ)にしようと思う田に行って初鍬(はつぐわ)をいれ...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...ひっそりと音をひそめていた和地の家が、久方ぶりで、からりと戸障子を明け放つかのようにみえた、伊緒がふたたびまめまめとはたらきだしたのである、手つだいの老農夫を相手に麦をとりいれ、苗代をかいた...
山本周五郎 「日本婦道記」
...苗代茱萸は今が丁度熟れどきである...
若山牧水 「家のめぐり」
便利!手書き漢字入力検索