例文・使い方一覧でみる「直参」の意味
スポンサーリンク...これは一方は直参（じきさん）のお旗下で... 
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...然るに閣下は斯る私党を以て直参の忠僕たらしめむとして...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦（抄）」
...星氏の直参と認む可きもの少なからず是れ彼れが全く自由党員の心を失ひたる証なり彼れと進退を同うするもの恐らくは二三子のみならむ今や彼れの自由党に於ける位置は殆ど孤立なりとされど彼れに反対するものは悉く除名論者に非ず彼等は決して『星の天下』を争ふて之を他人に移さむとするものゝみに非ず多数の自由党員は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦（抄）」
...これを右の直参待遇問題を機会にして...
中里介山 「大菩薩峠」
...親分」「相手は小身でも直参（じきさん）だ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「――公儀直参（じきさん）――一宮――隼人様」「シッ」「いちのみや――はやとさま」「お通」「あい」二人の涙は何も彼も解き尽すのです...
野村胡堂 「天保の飛行術」
...湯川氏はみいりのよい父祖の職をきらって御直参（おじきさん）の株をかった...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...御直参氏たちは三河島の菜漬（なづけ）がなければ困るという連中であるから...
長谷川時雨 「木魚の顔」
...御直参（おじきさん）ならずものたちは口が悪いから...
長谷川時雨 「勝川花菊の一生」
...一万石の直参（じきさん）大名にしたのはなぜか...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「一ノ関は直参大名で三万石の領主だが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...名目だけにせよ幕府直参の大名だ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...岡本三河坊といったような直参（じきさん）中の直参たちか...
吉川英治 「私本太平記」
...副将軍直参（じきさん）の宗徒（むねと）といっている面々がひしひし...
吉川英治 「私本太平記」
...義元直参（じきさん）の旗下（はたもと）とはちがい...
吉川英治 「新書太閤記」
...身内の侍が急を城下の直参（じきさん）へ告げたものとばかり思っていたところ...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉とその直参（じきさん）たちの間がらであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...御三卿（ごさんきょう）の臣といえば、直参も同様だし、やがては、徳川家の第二の柱石（ちゅうせき）でもある青年たちが、あまりに、世才（せさい）に走り、文化に洗練されすぎて、規模が小さく、線が細く、時勢を小馬鹿にしているふうの賢さが、見（み）え透（す）いて、嫌（いや）な気がした...
吉川英治 「松のや露八」
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