例文・使い方一覧でみる「目鼻立ち」の意味

...峻厳な目鼻立ちと共に... 峻厳な目鼻立ちと共にの読み方
テオフィル・ゴーチエ　Theophile Gautier 芥川龍之介訳「クラリモンド」

...今度もまた相手の目鼻立ちは確かに「はにかみや」の清太郎である...
芥川龍之介「春の夜」

...目鼻立ちのそろった年ごろの娘が... 目鼻立ちのそろった年ごろの娘がの読み方
有島武郎「生まれいずる悩み」

...目鼻立ちのきりりとした... 目鼻立ちのきりりとしたの読み方
泉鏡花「歌行燈」

...目鼻立ちのばらりとした... 目鼻立ちのばらりとしたの読み方
泉鏡花「開扉一妖帖」

...目鼻立ちの整ったすんなりした若い婦人でなくても... 目鼻立ちの整ったすんなりした若い婦人でなくてもの読み方
上村松園「京の夏景色」

...遥かに目鼻立ちも整い美しい尼僧だった... 遥かに目鼻立ちも整い美しい尼僧だったの読み方
海野十三「鍵から抜け出した女」

...目鼻立ちは決して惡くないと思ふんだ... 目鼻立ちは決して惡くないと思ふんだの読み方
太宰治「お伽草紙」

...八重ということし十六になる色白く目鼻立ち鮮やかな大柄な娘と... 八重ということし十六になる色白く目鼻立ち鮮やかな大柄な娘との読み方
太宰治「新釈諸国噺」

...私は、ことし二十四になりますけれども、それでもお嫁に行かず、おむこさんも取れずにいるのは、うちの貧しいゆえもございますが、母は、この町内での顔ききの地主さんのおめかけだったのを、私の父と話合ってしまって、地主さんの恩を忘れて父の家へ駈（か）けこんで来て間もなく私を産み落し、私の目鼻立ちが、地主さんにも、また私の父にも似ていないとやらで、いよいよ世間を狭くし、一時はほとんど日陰者あつかいを受けていたらしく、そんな家庭の娘ゆえ、縁遠いのもあたりまえでございましょう... 私は、ことし二十四になりますけれども、それでもお嫁に行かず、おむこさんも取れずにいるのは、うちの貧しいゆえもございますが、母は、この町内での顔ききの地主さんのおめかけだったのを、私の父と話合ってしまって、地主さんの恩を忘れて父の家へ駈けこんで来て間もなく私を産み落し、私の目鼻立ちが、地主さんにも、また私の父にも似ていないとやらで、いよいよ世間を狭くし、一時はほとんど日陰者あつかいを受けていたらしく、そんな家庭の娘ゆえ、縁遠いのもあたりまえでございましょうの読み方
太宰治「燈籠」

...しずかに脇息（きょうそく）に靠（もた）れているであろうその冷やかな美しい目鼻立ちを空（くう）に描いた... しずかに脇息に靠れているであろうその冷やかな美しい目鼻立ちを空に描いたの読み方
谷崎潤一郎「武州公秘話」

...子供々々した目鼻立ちも感じが悪くなく... 子供々々した目鼻立ちも感じが悪くなくの読み方
徳田秋声「縮図」

...目鼻立ちのキリリとした... 目鼻立ちのキリリとしたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...ハーキュリーズはとても大きな目鼻立ちをしたその顔を見ました... ハーキュリーズはとても大きな目鼻立ちをしたその顔を見ましたの読み方
ナサニエル・ホーソン　Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」

...色白の目鼻立ちの粗く美しいキリリとした女が... 色白の目鼻立ちの粗く美しいキリリとした女がの読み方
正岡容「圓太郎馬車」

...ハッキリした目鼻立ちの顔中が... ハッキリした目鼻立ちの顔中がの読み方
正岡容「小説　圓朝」

...紫の頭巾につつまれたその際（きわ）だった目鼻立ちの美しさに... 紫の頭巾につつまれたその際だった目鼻立ちの美しさにの読み方
吉川英治「江戸三国志」

...しかし、色は白いし、目鼻立ちもよく、容貌では較べものにならない...
吉川英治「新書太閤記」