...しかし早晩目覚めてくるに相違ないと信じている...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...その苦の真理に目覚めることこそ...
高神覚昇 「般若心経講義」
...母山羊帰りて之を聞き、途に眠り居る狼の腹を割きて、尚生き居たる、食われし六つの子を、取り出だし、代りに石を入れ置きしに、狼は之を知らず、目覚めて後、水を呑まんとて、井に行きしが、石の重さに絶えず、水中に陥りて死す...
高木敏雄 「比較神話学」
...民衆の心を目覚めさせたいとしたのだ...
高見順 「いやな感じ」
...青年の頃の性の目覚めを...
田山録弥 「ある日」
...その上にいる二人の疲れ切った旅人を目覚めさせるには至らなかった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...目覚めた後もなお長い間震えつづけた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...眠っていても目覚めていても...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...我々の中なる古き蛮人が目覚め...
中島敦 「光と風と夢」
...善い意志をもつては目覚めなかつた起きれば愁(うれ)はしい平常(いつも)のおもひ私は...
中原中也 「山羊の歌」
...かなり早く目覚めた...
野村胡堂 「楽聖物語」
...と言うのか」平次の職業意識は目覚めました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...私は今朝(けさ)の目覚めに戸の透間(すきま)からさす朝の光りを眺めて...
長谷川時雨 「豊竹呂昇」
...朝日と共に目覚め...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「羊飼いハイタ」
...目覚めて見れば、これはまたにわかに活況を呈し、頬の色さえ橙色(だいだいいろ)となったタヌが立っていて、次のような計画をコン吉にもらすのであった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...事実は――世間の目から見れば――そこには思い出すことはなんと少ししかなかったことだろう! 朝の目覚めや...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...このような急な病気から目覚めるのは...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...其角は自然と目覚めた...
山本周五郎 「其角と山賊と殿様」
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