...あとは村の世話人が留守居などを置いて間に合せて来た...
田山花袋 「ある僧の奇蹟」
...幼い弟妹を守ろうとした少女のその手...
峠三吉 「原爆詩集」
...頤をつき出しながら友の顔を見守った...
豊島与志雄 「生あらば」
...能登守とは江戸にある時分...
中里介山 「大菩薩峠」
...同時に必ず能登守を恨むのであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...君は留守だとのことだが...
中里介山 「大菩薩峠」
...またお嬢さんの留守な折を待って...
夏目漱石 「こころ」
...紅白の鈴の緒で縛(しば)られた堂守の死體を前に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...我が戀人のゆく末を守り玉へと...
樋口一葉 「ゆく雲」
...6子守唄...
槇本楠郎 「プロレタリア童謠の活用に關する覺書」
...三沢の家は松平壱岐守(いきのかみ)に仕えて...
山本周五郎 「雨あがる」
...出かけたあとの留守番をしているつもりかも知れないが...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...独り留守城にいる無聊(ぶりょう)を綿々と訴えてきた...
吉川英治 「三国志」
...――近江の守護で...
吉川英治 「私本太平記」
...土佐守兼光らなど...
吉川英治 「私本太平記」
...領主、老臣ともなれば、かかる日に、あわれな無辜(むこ)の者たちの生命を、守ってやるのが、武門の任というものではないか...
吉川英治 「新書太閤記」
...三日も山寨(さんさい)を留守にしたおめえにしろ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...「用人が留守だ、主人が留守だといえば、それで済むと思うてござるのか」「何十遍、足を通わせるつもりなのだ」「この半期の勘定だけなら、先代のごひいきもあったお屋敷ゆえ、黙っても退(ひ)きさがろうが、この盆の勘定も、前の年の分も、この通りじゃわ」と、帳面をたたいて突きつける男もある...
吉川英治 「宮本武蔵」
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