...これは誠に目覚しく...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...実に目覚しいものであった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...目覚しい石である...
泉鏡花 「瓜の涙」
...色の白さは目覚しい...
泉鏡花 「絵本の春」
...僧都 や、目覚しく、美しい、異(かわ)った扮装(いでたち)でおいでなさる...
泉鏡花 「海神別荘」
...その時にこの浮かぶ飛行島がどんな目覚しい働きをするか...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...1839年の流行とくらべて目覚しい状態があった...
ジョン・スノウ John Snow 水上茂樹訳 「コレラの伝染様式について」
...風の吹く時などは目覚しい勢ひで大空から降つて来る...
高浜虚子 「落葉降る下にて」
...今の丸の内は大きなビルデングが目覚しく突っ立っている...
高浜虚子 「丸の内」
...向うも遠いけれども、コジあけた穴の大きさに限りがあるものだから、そこで手の届く限りは掴み出してしまって、再び穴をくりひろげるか、そうでなければ、櫃を打壊すか、ひっくり返すかしないことには、取り出せなくなったので、神尾が手を休めて見返ると、お絹が拾い集めてはいるが、お絹一人の手では間に合い兼ねて、四辺(あたり)は燦爛(さんらん)たる黄金白銀(こがねしろがね)の落葉の秋の景色でしたから、この目覚しさに、自分のしたことながら、自分のしたことに目を覚して、その夥(おびただ)しい金銀の落葉に眩惑し、現心(うつつごころ)で、その中の一枚を拾い取って見ると、疑う方なき正徳判の真物(ほんもの)……その時に廊下で、咳払(せきばら)いがして、人の足音が聞え出す...
中里介山 「大菩薩峠」
...その後の再建が目覚しく...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...此詞(これ)が目覚しの時計より胸にひびきて...
樋口一葉 「大つごもり」
...長椅子の横に、粗石(あらいし)を積み上げた大きな壁煖炉(シュミネ)があり、飾棚(マントルピース)の上には、日暦(カレンダー)や、目覚し時計や、琥珀貝(こはくがい)でつくった帆前船(ほまえせん)などがのっている...
久生十蘭 「キャラコさん」
...警視庁の内外では触れなば火を発せんとばかりに目覚しい活動が続けられているが...
久生十蘭 「魔都」
...(これはまったく驚嘆すべきことであるが!)更に目覚しいものがあった...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...」自然についての学問が実験を使用することによって目覚しい進歩を成就したように...
三木清 「科学批判の課題」
...自己を確実に保つ事の目覚しさを希うて居る...
宮本百合子 「大いなるもの」
...鶏なども決して目覚し時計のように精確なものではない...
柳田国男 「雪国の春」
ランダム例文:
嘲る 好きこそものの上手なれ 海深
便利!手書き漢字入力検索