...ごく近いころまでもなお折々行われてきた目的論的の見方を筋道とした論法の好適例である...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...笑いの社会道徳的意義を目的論的な立場で論じたりしている...
寺田寅彦 「笑い」
...カントの目的論が自然の因果とは全く段階を異にした領域の原理であったとは異って...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...併し勿論之は生物の目的論的考察の対象とはならない...
戸坂潤 「カントと現代の科学」
...一種の目的論とか新乃至旧生気説的原理とかが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...* 合目的性――乃至目的論(テレオロギー)――は併し勿論単なる偶然ではない...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...しかしそういう目的論ではなくてそれ自身の内部的目標が今問題だ...
戸坂潤 「生産を目標とする科学」
...」之は目的論と因果関係とを有効性というもので結びつけた説明で...
戸坂潤 「読書法」
...無論この目的論的な述べ方が完備するならば...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...文学の目的論にまでふみこまなければならないけれども...
豊島与志雄 「文学以前」
...これと異なつて目的論的論證は世界のうちにあり又生きる主體...
波多野精一 「時と永遠」
...目的論的論證は文化的主體の基本的性格である自己實現及び活動より出發し...
波多野精一 「時と永遠」
...それは同時に目的ある目的論でなければならぬ...
三木清 「歴史哲學」
...そして我々は目的論に就いても同樣の關係を見た...
三木清 「歴史哲學」
...未來から過去への時間は目的論的な見方に相應すると考へられるであらう...
三木清 「歴史哲學」
...歴史の原理が目的論であるといふことは我々も或る意味ではこれを認めなければならない...
三木清 「歴史哲學」
...目的論的關係は、因果的關係の如く存在と存在との間に於てでなく、主體的事實と客體的存在との間に於てのみ成立することが出來る...
三木清 「歴史哲學」
...目的論は因果論の逆であるといふ通俗の見方にとつてのみ目的論は目的ある目的論であるのである...
三木清 「歴史哲學」
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