...寿陵余子(じゆりようよし)文を陋屋(ろうをく)に売る...
芥川龍之介 「骨董羹」
...寿陵余子亦(また)骨董羹を書いて...
芥川龍之介 「骨董羹」
...ふといつかペン・ネエムに用いた「寿陵余子(じゅりょうよし)」と云う言葉を思い出した...
芥川竜之介 「歯車」
...今日の僕は誰の目にも「寿陵余子」であるのに違ひなかつた...
芥川龍之介 「歯車」
...零余子(れいよし)と女流俳人8・30(夕)鈴木商店の金子直吉氏といへば...
薄田泣菫 「茶話」
...」零余子は相手が婦人だつたので...
薄田泣菫 「茶話」
...俳句の師匠として段々零余子を崇拝するやうになつた...
薄田泣菫 「茶話」
...良人(をつと)金子氏の肝煎(きもいり)で主人筋鈴木家の薬局に零余子を迎へる事にした...
薄田泣菫 「茶話」
...零余子の本職は粉薬(こぐすり)と粉薬とを乳鉢の中ですり混ぜる薬剤師である...
薄田泣菫 「茶話」
...零余子(れいよし)...
高浜虚子 「五百句」
...茄子畠(なすばた)は紺一色や秋の風黄葉(もみじ)して隠れ現る零余子蔓(むかごづる)けふの日も早や夕暮や破芭蕉(やればしょう)十月二十三日 鎌倉俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...下には零余子(れいよし)と雅号を使っている...
夏目漱石 「三四郎」
...零余子(れいよし)とはだれだろうと不思議がっている...
夏目漱石 「三四郎」
...この論文は零余子(れいよし)なる匿名のもとにあらわれたが...
夏目漱石 「三四郎」
...「ぜんたいぼくが零余子なんてけちな号を使わずに...
夏目漱石 「三四郎」
...かす谷という所で面白い繖形(さんけい)科の植物が水際にあるのを見付けて零余子(むかご)が茎へ出ていたので...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...壁の穴に零余子(むかご)の蔓(つる)はこぞのままの枯れ葉をつけて...
室生犀星 「荻吹く歌」
...余子尽墳塋...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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