...寿陵余子(じゆりようよし)文を陋屋(ろうをく)に売る...
芥川龍之介 「骨董羹」
...何ぞ独り寿陵余子(じゆりようよし)のみならん...
芥川龍之介 「骨董羹」
...或は余子の小説集...
芥川龍之介 「骨董羹」
...(二月十四日)寿陵余子(大正九年)...
芥川龍之介 「骨董羹」
...今日(こんにち)の僕は誰の目にも「寿陵余子」であるのに違いなかった...
芥川竜之介 「歯車」
...今日の僕は誰の目にも「寿陵余子」であるのに違ひなかつた...
芥川龍之介 「歯車」
...淀橋(よどばし)に俳人長谷川零余子を訪ねてからで...
薄田泣菫 「茶話」
...」零余子は相手が婦人だつたので...
薄田泣菫 「茶話」
...俳句の師匠として段々零余子を崇拝するやうになつた...
薄田泣菫 「茶話」
...零余子の本職は粉薬(こぐすり)と粉薬とを乳鉢の中ですり混ぜる薬剤師である...
薄田泣菫 「茶話」
...零余子の仕事は閑(ひま)だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...零余子(れいよし)...
高浜虚子 「五百句」
...茄子畠(なすばた)は紺一色や秋の風黄葉(もみじ)して隠れ現る零余子蔓(むかごづる)けふの日も早や夕暮や破芭蕉(やればしょう)十月二十三日 鎌倉俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...畑で零余子(むかご)を採っていると突然大きな芋虫が目について頭から爪先(つまさき)までしびれ上がったといったような幼時の経験の印象が前後関係とは切り離されてはっきり残っているくらいである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...この論文は零余子(れいよし)なる匿名のもとにあらわれたが...
夏目漱石 「三四郎」
...「ぜんたいぼくが零余子なんてけちな号を使わずに...
夏目漱石 「三四郎」
...ヤマノイモもナガイモも共に蔓上葉腋にいわゆるムカゴ一名ヌカゴすなわち零余子ができる...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...かす谷という所で面白い繖形(さんけい)科の植物が水際にあるのを見付けて零余子(むかご)が茎へ出ていたので...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
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