...寿陵余子(じゆりようよし)生れてこの季世にあり...
芥川龍之介 「骨董羹」
...(五月三十日)泥黎口業寿陵余子(じゆりようよし)雑誌「人間(にんげん)」の為に...
芥川龍之介 「骨董羹」
...(二月十四日)寿陵余子(大正九年)...
芥川龍之介 「骨董羹」
...今日の僕は誰の目にも「寿陵余子」であるのに違ひなかつた...
芥川龍之介 「歯車」
...……余子碌々……おいおい貴様たちは何んとか物をいえよ...
有島武郎 「星座」
...零余子(れいよし)と女流俳人8・30(夕)鈴木商店の金子直吉氏といへば...
薄田泣菫 「茶話」
...淀橋(よどばし)に俳人長谷川零余子を訪ねてからで...
薄田泣菫 「茶話」
...零余子の本職は粉薬(こぐすり)と粉薬とを乳鉢の中ですり混ぜる薬剤師である...
薄田泣菫 「茶話」
...零余子の仕事は閑(ひま)だつた...
薄田泣菫 「茶話」
...」零余子もとうと神戸の方を思ひ切る事にした...
薄田泣菫 「茶話」
...零余子(れいよし)...
高浜虚子 「五百句」
...茄子畠(なすばた)は紺一色や秋の風黄葉(もみじ)して隠れ現る零余子蔓(むかごづる)けふの日も早や夕暮や破芭蕉(やればしょう)十月二十三日 鎌倉俳句会...
高浜虚子 「六百句」
...畑で零余子(むかご)を採っていると突然大きな芋虫が目について頭から爪先(つまさき)までしびれ上がったといったような幼時の経験の印象が前後関係とは切り離されてはっきり残っているくらいである...
寺田寅彦 「自由画稿」
...しかし零余子はまったく知らん名である...
夏目漱石 「三四郎」
...零余子(れいよし)とはだれだろうと不思議がっている...
夏目漱石 「三四郎」
...この論文は零余子(れいよし)なる匿名のもとにあらわれたが...
夏目漱石 「三四郎」
...「如今独君在、余子尽墳塋...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...零余子(むかご)の葉叢(はむら)の中に馳(か)け込(こ)んだ...
横光利一 「日輪」
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