...僕は寧ろ諸公を目するに不便宜主義者を以てするものなり...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...併し生活樣式の焦點に着目する時...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...ありのままの事情のみを注目する...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...当局者の細心に注目する所也...
田山録弥 「文壇一夕話」
...大体上に着目するに故国に在りてかつて聞きしがごとく欧州哲学の進歩は実に驚くべきものあり...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...又事物の某性質――それが強大であろうと微弱であろうと――を特に注目することによって...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...もう少し注目することが必要だ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...という点を注目する必要があるのである...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...注目するものゝ少きに因るならむ...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...決して無能をもって目する訳には行かぬ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...一つも注目するに足る事件無し」とのみ記して...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...一圖に廂上に注目する間もなく...
羽田亨 「賢所御神樂の儀」
...そして今一つ注目するのが適切な追加の議論がある...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...ゼム君の申され候仁丹と隣り合せの寒さかな坐敷着で炬燵へ入る流行妓卯木流行妓すらりと立つて惜しがられ三太郎美しくそして悲しく披露目する同モウ一つお酌しませうと仲貰ひ小阿弥あんな好いべべで売られた姉が来る美津木朝詣り清方の絵が抜けたやう東魚あとは世相をうたつたものを目につくままに書き付けていつて見る...
正岡容 「大正東京錦絵」
...その馬食事をやめて鞍(くら)に注目するを見て乗り試むるとすなわち急に十里奔(はし)り...
南方熊楠 「十二支考」
...」わたくしは転句に注目する...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」是は浜野氏の曾て寓目する所である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...しかも国民的なものは互に反目するものではないのです...
柳宗悦 「民藝の性質」
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