...そして遂には相反目する諸階級に分れはじめたのである...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...最初列強は支那を目するに眠獅(みんし)を以てした...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...他の点においては相反目する国々も...
丘浅次郎 「人類の生存競争」
...実にすべての人の注目する処となった...
――モウパンサン―― 辻潤訳 「頸飾り」
...日本精神を説くものが遠い過去にのみ注目するのは何故であるか...
津田左右吉 「日本精神について」
...そして車掌の方では鋏穴ばかりを注目するのだから止むを得ないというのである...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...子音にのみ注目するとする...
寺田寅彦 「比較言語学における統計的研究法の可能性について」
...その後あまり注目する人もなかったようである...
寺田寅彦 「物理学圏外の物理的現象」
...二つのものの平行関係に注目することも...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...この点を根本的に注目する必要が現在あるのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...例の社会学的インテリ論と本質上の一致を有っていることに注目することが大事だ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...文献学主義というものを注目する必要がある...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...一つも注目するに足る事件無し」とのみ記して...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...世の人もまたわが輩を目するに改革家流の名をもってすること必せり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...苟も全國の安寧を欲して前途の大計に注目する者は...
福沢諭吉 「帝室論」
...特に王室からであればもちろん注目するし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...政治的発見の大海においてかかる点を吾々の導標として北極星と目することから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そして人々の間に共通の人間學が普遍的に認められてゐる場合にはイデオロギーに於てこのやうに隱されてゐる人間學に特に注目するといふ要求も感ぜられることがないのである...
三木清 「歴史哲學」
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