...八木君目ざめる話は...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...それからいくときが経過したのか、ふと目ざめると、そこにまた別の次元があった...
江戸川乱歩 「影男」
...そのほかの時は夜昼眠っているわれわれのうちのある部分も目ざめる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...「すべての知慧は朝とともに目ざめる...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...翌朝目ざめるとひどい吹き降りだった...
田畑修一郎 「石ころ路」
...命の目ざめるのを恐れて...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...目ざめるような白さ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...バルバロッサは目ざめるだらうか...
野上豐一郎 「キフホイザー」
...一アルプス連峰の容姿の目ざめるような美しさにいきなり打たれたのは...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...――しかし、彼は遂にその憎惡にも死に遲れるほどいたく年老いて、或日、目ざめる、彼が誤つて自分はそんな人間だと信じ切つてゐたものから本當の自分自身に目ざめる...
堀辰雄 「夏の手紙」
...一人の人間が歴史に目ざめるということ...
宮本百合子 「あとがき(『二つの庭』)」
...小学教育の偽瞞に目ざめる動機は「万兵衛は悪いと思います」という子供のイデオロギー的な言葉よりさきに...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...目ざめるとすぐ枕元の地獄の絵を見て女はねむたげな様子もなくさえた笑声を家中にひびかせた...
宮本百合子 「お女郎蜘蛛」
...いづみ子は次第に目ざめる深い女の心でひとしおそのことをつよく感じ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこへ静かに目ざめるような派手な扮装をした女が膝をついた...
室生犀星 「香爐を盗む」
...三時ごろ目ざめる...
山崎富栄 「雨の玉川心中」
...そしてこういう目ざめる生命の発生と分裂と鼓動のさ中にあり...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...唐錦の鉢の木帯を背高に結んだ目ざめるような姿が...
吉川英治 「剣難女難」
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